素材・製造・商社

《素材メーカー、商社の決算分析③》紡績㊤ 市況回復を追い風に5社が増収

2023/05/23

 紡績の23年3月期決算は、市況回復を背景に5社が増収となった。ダイワボウホールディングス(HD)とクラボウは大幅に収益を伸ばした。ほか4社の営業損益は原燃料高と円安によるコスト上昇が響き、3社が減益、1社が赤字だ...

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「コットンの日」イベントレポート アメリカ綿の最新情報を講演

2023/05/19

 「コットンの日」の5月10日、米国の綿花団体である国際綿花評議会(CCI)と日本紡績協会は、都内で記念イベントを開いた。日本国内における米綿の普及・振興を目的に今回で28回目となる。コロナ禍で20年は中止、21、...



島精機製作所 生産効率向上や高付加価値化を図る

2023/05/19

 島精機製作所は今期の黒字化に向け、生産の効率化や新機種開発を加速させている。6月にイタリア・ミラノで開かれる国際繊維機械見本市ITMAでも複数の新機種を投入予定で、より付加価値の高い物作りに貢献していく。新規事業...



《素材メーカー、商社の決算分析②》合繊㊦ 事業環境はゆるやかに回復

2023/05/18

 23年度の事業環境は低調だった22年度下期の流れを引きずり、特に上期は厳しさが継続すると各社予想する。「世界経済は緩やかに回復するが、原燃料価格の高止まりや労働力不足によるインフレ圧力、欧米の利上げなどで停滞感の...



旭化成「ベンベルグ」24年春夏 2年ぶりに展示会 環境認証や加工で新たな付加価値

2023/05/18

 旭化成は、キュプラ繊維「ベンベルグ」の展示会を2年ぶりに開き、サステイナビリティー(持続可能性)、加工や素材の組み合わせによる新たな付加価値を訴求している。東京・恵比寿のザ・ガーデンルームで5月18日まで。 昨春...



インビスタジャパン「コーデュラ」 原着素材「トゥルーロック」を本格販売 染色による環境負荷を軽減

2023/05/18

 インビスタジャパンは高強力素材「コーデュラ」でナイロン66原着糸を使ったカラー素材「トゥルーロックファブリック」の本格販売を始めた。染色工程を省いて環境負荷を抑えるとともに、高い堅牢度で製品の長寿命化に貢献する。...



伊藤忠商事 学生服や学習用品ECプラットフォーム「学校生活」を訴求

2023/05/18

 伊藤忠商事は、学校指定の学生服や学習用品を販売するECプラットフォーム「学校生活」を訴求し、市場拡大を狙う。【関連記事】伊藤忠商事執行役員繊維カンパニープレジデント 武内秀人氏に聞く スポーツ、シューズなどに重点...



染色加工上場4社の23年3月期連結決算 売り上げ増もエネルギーコスト高響く

2023/05/18

 染色加工上場4社の23年3月期連結決算は、市況の回復でいずれも売上高は2ケタ増加した。一方、利益面はエネルギー価格を中心にコスト増の影響が大きく、大半が減益もしくは伸び悩んだ。繊維事業の利益も明暗が分かれ、4社中...



《素材メーカー、商社の決算分析①》合繊㊤ 円安効果で増収も、原燃料高響く

2023/05/17

 素材メーカー、商社の23年3月期決算が出揃った。コロナ禍の落ち込みから需要は緩やかに回復しつつあるが、半導体不足による自動車生産減、中国のロックダウン(都市封鎖)などが水を差した。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギ...



紡績の23年3月期連結決算 繊維は市況回復で増収基調

2023/05/17

 紡績各社の繊維事業は国内市況の回復に伴っておおむね増収基調だった。伸びが際立ったのはクラボウで大幅増収。減収だった日東紡は原糸事業の撤退が要因。一方、原燃料高や円安による海外からの仕入れコストの上昇によって損益面...