コラム

《視点》直接、伝える大事さ

2023/04/04

 最近、トップが直接社員に向けて、企業の方向性や方針を語ることが増えている。特にコロナ下で、オンラインの活用によるコミュニケーション不足や業界・企業に不安・不満を抱く社員が増えたことが背景にある。それが原因で社員が...

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《めてみみ》ゆるがぬ信念

2023/04/03

 デザイナーとして60年近く、日本のブライダルファッションをリードしてきた桂由美さん。美しいドレスを作るだけでなく、著名人のモデル起用や、企業や自治体との協業を通じ、結婚への憧れを喚起する多様な策を打ってきた。 桂...



《めてみみ》待ちわびたスタート

2023/03/31

 きょうは今年度の最終日。慌ただしく仕事に追われている人たちも多いだろう。思えば、22年度はコロナ禍からの本格的な日常生活の再開となる1年だった。 各国のファッションウィークもフィジカル(リアル)形式での発表へと見...



《めてみみ》今の若さと可能性

2023/03/30

 NPO法人(特定非営利活動法人)ディアミーの西側愛弓代表は、大学生だった15年から「貧困地区で暮らす子供たちの夢をかなえたい」とフィリピンでファッションショーを開いている。モデルとして登場するのは貧困地区に育つ子...



《視点》コロナ特需の行方

2023/03/30

 コロナ禍が落ち着きをみせて外出機会も徐々に増え、アパレルなどファッション消費も戻りつつある。〝おうち時間〟が重視され、インテリアへの注目度が増し、三密を避けるレジャーとしてキャンプ、ゴルフ、サウナ、オートバイなど...



《めてみみ》うかうかしては

2023/03/29

 上海では、内装コンセプトに凝った個店が突如現れたりする。例えば、極限まで商品在庫を減らし、間接照明を効果的に取り入れた売り場が「こんな場所に?」という感じだ。見映えが良いので、それなりに投資額も高いのだろう。開業...



《視点》知られていないからこそ

2023/03/29

 この春にファッション業界を離れた人と久しぶりに食事をした。アパレルメーカーに長く身を置き、キャリアの晩年には業界団体でテキスタイルビジネスの活性化に力を注いだ。その熱量の高さを目の当たりにしてきたため、学生時代は...



《めてみみ》百貨店の直営工場

2023/03/28

 大手百貨店に建装部門があるが、その実情はあまり知られていない。三越伊勢丹グループの三越伊勢丹プロパティ・デザインもその一つ。これまでは百貨店事業の補完的な位置づけで、独自の成長戦略が描きにくかった。百貨店の顧客基...



《視点》一張一弛

2023/03/28

 茨城県水戸市にある偕楽園は日本三名園の一つに数えられる。1842年に水戸藩第9代藩主の徳川斉昭が「民と偕(とも)に楽しむ」思いで開園した。その1年前に開校したのが水戸藩の藩校、弘道館だ。弘道館と偕楽園は一対の施設...



《めてみみ》物価の優等生

2023/03/27

 スーパーで卵のパックに手を伸ばし、価格を見て、一瞬手が止まる。今年に入って何度か同じ行動をしてしまった。物価の優等生だった卵が、鳥インフルエンザやエサ代高騰などにより、1月から過去最高値を更新し続けている。3月に...