コラム

《視点》中国生産

2017/11/16

 日本向けが中心の中国のニット工場が「利益が出ない。工場をやめたい」と言ってきた。昨年まで200人規模の工場だったが、現在、合理化を進め人を減らしている。設立して20年、これまでなら20周年記念パーティーなどを考え...

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《めてみみ》「独身の日」の熱量

2017/11/15

 中国では今年の11月11日「独身の日」も盛況のうちに終わった。その日の売上高がアリババは1682億元(約2兆円)、京東商城は1271億元(約1兆5000億円)だった。統計局が毎月発表する社会消費品小売総額を見ると...



《視点》事業領域の拡大

2017/11/15

 本業に注力しながら、新しい領域に踏み出す繊維企業が一段と広がってきた。滋賀の麻織物メーカーでは服地、和装と並んで寝具寝装品を柱事業の一つに位置づけてきたが、室内空間全体まで視野に入れ、18年春夏物向けに麻を生かし...



《めてみみ》ショールーミング

2017/11/14

 事前に実店舗で商品をチェックし、購入はオンラインストアで――米国では店舗をショールーム化し、ネットだけで販売する企業が急成長している。ネット活用という消費行動を逆手にとった実店舗の開発が広がりつつある。 丸井グル...



《視点》友達親子

2017/11/14

 まるで友人同士のように接する親子を指すこの言葉。特に母娘関係に該当するようで、食事や買い物だけでなく、エステやテーマパークにまで一緒に出かける親子もいるという。 最近になって増えているのだと思っていたが、友達親子...



《めてみみ》育つ若手ブランド

2017/11/10

 10月中旬に行われた18年春夏のアマゾン・ファッション・ウィーク東京では、「サカイ」と「アンダーカバー」の合同ショーや、ブランド設立20周年の「トーガ」の凱旋(がいせん)ショーが注目を集めた。こうした華やかな話題...



《視点》トレード

2017/11/10

 商社のビジネスモデルは伝統的なトレードから事業投資、さらには事業経営へと進化した。トレードから発生するコミッションにとどまらず、事業投資を活発化することで利益が飛躍的に拡大したことはまぎれもない事実だ。商社の中で...



《めてみみ》敢えて、ヒジャブ

2017/11/09

 内需が拡大するインドネシア。労働力増加率が人口増加率よりも高い人口ボーナス期が2045年ごろまで続くと見られる。日本への関心も高く、最近では食品メーカーの進出が盛ん。うどんやすき焼きはもちろん、空港に某シュークリ...



《視点》ゆっくりだが大きな変化

2017/11/09

 レディスと比べると変化があまりないのではと思えるメンズだが、「たんすの中身は、20年前とは全然違いますよ」と洋品メーカーの男性社員から聞いた。特に洋品でその傾向が顕著という。 例えば紳士靴下。不動の定番だったクル...



《めてみみ》幽霊モール

2017/11/08

 大型ショッピングモールの中を抜けて自宅に帰る。十数年前にできた百貨店、専門店街、スーパーマーケットの複合店舗で、オープン当時は大きな話題になった。その後、環境の激変を背景に、特に専門店街は相当に入れ替わった。ある...