ニューヨーク植物園で「KUSAMA: Cosmic Nature」展(杉本佳子)

2021/04/12 06:00 更新


 ニューヨークは、ワクチン接種が急速に進んでいる。4月6日には、ワクチンを受けられる年齢制限が16歳以上の人まで拡大された。6月までには、ワクチンを受けたい人々の接種が完了すると見込まれている。映画館も開き始め、エンターテイメントが少しずつ戻りつつある。ブロンクスにあるニューヨーク植物園では、「KUSAMA: Cosmic Nature」展が4月10日に始まった。本来は1年前に予定されていたが、コロナで延期になっていたものである。草間彌生のアートと自然と繋げた、植物園らしい演出が楽しめる。植物園に入ってまず目に入るのは、木に巻き付けられた鮮やかなポルカドットだ。

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 インタラクティブで可愛いアイデア!と思ったのは、Flower Obsessionと名付けられたインスタレーション。温室の中にさまざまな生活雑貨が置かれている。来場者は入り口で、花のシールと造花を1つずつ受け取る。

 

 お皿、引き出しの取っ手、椅子、ゴミ箱などさまざまなものに花のシールや造花がつけられているが、それは来場者たちがくっつけたものだ。造花の根元には接着剤がついている。10月31日の会期終了までに、この温室の中が花のシールと造花で埋め尽くされることが想定されている。

 

 私は、このバスケットの横にシールをつけ、奥にあるフレームに造花をくっつけた。出口では、ゴミが回収されている。

 

 びっしり詰め込まれたカボチャのオブジェが徐々に明るくなったり暗くなったりする、幻想的な部屋もある。

 

 鏡で覆われたこの箱は、夏になると中に入って何か仕掛けを見ることができるようだ。中に入ってみたい人は、夏まで待った方がいい。ソーシャルディスタンスをとるため、ここに入るための時間指定のチケットが別途発行される予定だ。

 

 屋内展示の一例。大方はカラフルなオブジェだが、一部絵画もある。草間彌生がニューヨークに住んでいた頃の写真と動画を紹介している部屋もある。

 

 作品の主なモチーフは、花とカボチャだ。Dancing Pumpkinと名付けられた巨大なオブジェは、特に迫力がある。今は桜と水仙が見ごろで、美しい季節の花とモダンアートの両方を楽しめるお得な時期。天気のいい日に行ってみることをお勧めしたい。

 

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89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ



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