ワークマン、猛暑対策商品を強化 現場作業者へ拡販

2025/04/08 18:00 更新


現場作業だけでなくアウトドアやスポーツにも最適だ

 ワークマンが猛暑向け商品を強化している。独自開発素材を使った熱中症対策ウェアや、冷房服などを拡充した。6月から、企業の熱中症対策が義務化されるのを背景に、現場作業者などへの拡販を狙う。

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 遮熱性などに優れる酸化チタン含有ポリエステルと、断熱性が高く軽量な多層疎水性ポリプロピレンを組み合わせた新開発の断熱素材「エックスシェルター」シリーズを主力に据える。ジャケット(税込み2900円)、パンツ(2500円)、雑貨など企画した。熱中症のリスクとなる気温、輻射(ふくしゃ)熱、湿度、風通しの悪さを防ぐ14の機能を搭載している。販売計画はシリーズ合計47万点で、売上高22億円を見込む。

「エックスシェルター」シリーズ

 24年に5万個を販売した、ペルチェ素子を使った冷暖房服は、アップデート版を販売している。ペルチェ素子を3個から5個に増やしたほか、バッテリーの小型化などの改良も加えている。販売計画は10万個。価格は据え置き1万9800円。

アップデートした冷暖房服

 UV(紫外線)カット商品全てに1~5のレベルを設定し、公式サイトでその日の紫外線量に対して最適なレベルを告知するサービスも始めた。

「暑さ対策は技能労働者の減少を防ぐ効果もある」と話した土屋哲雄専務(中央)


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