販路拡大に向けた菅原のNY初イベント(杉本佳子)

2017/09/04 14:00 更新


 ガラスメーカーの菅原工芸硝子(千葉)がニューヨークで初めて、同社のガラス製品を紹介するイベントを開催した。菅原工芸硝子は40年前からアメリカで代理店をもってきていたが、去年直接販売に切り替え、拡大を図っていこうとしている。

 現在は、ニューヨークの高級フレンチレストランの「パ・セ」や高級シーフードレストランの「ザ・プール」、日本食レストランの「オマカセ・ルーム・バイ・タツ」で使われている。

 小売店では、和風食器店の「サラ・ジャパニーズ・ポッタリー」と「ナラタ・ナラタ」、ギフトショップの「スティルハウス」と「カミングスーンニューヨーク」などに入っている。オンラインでも扱う店が出てきている。


 イベントが開催されたのは、ヘルズキッチン地区にある日本食レストラン「メソッド」。オードブルがのった皿とグラスを並べ、食べたり飲んだりしながら実際に使い心地を試してもらう趣向で、インテリアデザイナー、雑貨ストア、レストラン、ケータリング会社、フローリストなどが招待された。


 ビールグラスは、埼玉のコエドビールとビールにあったグラスを共同開発した。白ビールにあうシャンパングラス風、口をつける位置によって香りを感じたりあまり傾けなくても泡が入らないように飲めたりするペールラガー用、泡が上にくるようにデザインされたブラックラガー用など、5種類が披露された。

 日本酒にあわせたグラスは、三重の清水清三郎商店株式会社と共同開発。大きいグラスは大吟醸、中くらいのサイズは純米酒、小さいグラスはアルコール度の高い日本酒を飲むことを想定している。

 持ち手はつや消しで、手が滑りにくい。日本酒を飲むときに、ワイングラスの代用ではなく、日本酒にあったグラスをという思いを込めて開発したそうだ。


 泡を閉じこめたようなシャンパングラスもとても美しい。ガラスの皿やグラスは価格があえば、アメリカ人のライフスタイルにもなじみやすく、取り入れやすいと思われる。


89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ



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