《トップインタビュー2024》ストライプインターナショナル社長 川部将士氏 縦型組織変え専門性高める

2024/02/01 13:00 更新有料会員限定


川部将士氏

 23年2月に社長に就任し、自社や各ブランドのパーパスを社内に問いかけ、事業基盤を改めて整理した。3カ年の中期経営計画は「おおむね想定通り」に進行し、業績も順調に回復した。24年は従来の縦型組織を変え、各事業部に横串を通し、クリエイションとサプライチェーン、顧客コミュニケーションを強化する。

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幹部に心強さ

 ――就任から1年が経つ。

 中計は一部遅れている部分もありますが、自分の中では順調以上といえるペースで進んでいます。入社してすぐに各事業部のトップに、「この事業の目的は何か」と聞きました。単に売上高を伸ばすためだけではなく、「そもそも何をお客様に届けたいのか、思いを言語化するのが出発点」と伝えてきました。

 今、幹部メンバー7人で毎週定例会をしているのですが、パーパスを真摯(しんし)に実現しようとする姿勢があり、本質的な議論ができている。その一体感が出てきたのはとても心強いと感じます。

 ――中計が順調だ。

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