ライザップグループが構造改革 M&Aは当面凍結

2018/11/16 06:30 更新


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 ライザップグループ(東京、瀬戸健社長)が構造改革に着手する。グループ会社の経営再建の早期完遂、強い経営体質の構築に注力するとともに、好調のライザップ事業を中心とした成長事業に経営資源を集中する。

 短期的な収益改善が難しい事業や当初想定していたグループシナジーが見込めない事業は、縮小や撤退、売却などを進める。業績回復のめどが立つまでは、新規のM&A(企業の合併・買収)は原則凍結する。

(友森克樹)

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 14日に発表した19年3月期第2四半期連結業績は、売上収益1091億500万円(前年同期比74.3%増)と7期連続で増収も、過去1~2年以内にグループに加わった企業・事業を中心に経営再建が見込みより遅れていることなどから、営業損益は88億2900万円の赤字(前年同期は49億8700万円の黒字)となった。

 ライザップ関連事業、MRKホールディングスなどで構成する美容・ヘルスケア分野は、売上収益393億1800万円(33.9%増)、営業損益は19億2800万円の赤字(31億1000万円の黒字)。ボディーメイクなどのライザップ関連事業は好調だった。一方、MRKホールディングスは、新主力商品の生産遅延で旧基幹商品の値引き販売を強いられ、増収は確保したが、粗利益率が低下、積極的出店やプロモーション強化が響いて、営業損益が赤字になった。

 イデアインターナショナル、HAPiNS、夢展望、堀田丸正などで構成するライフスタイル分野は、売上収益259億6100万円(3.3%増)、営業損益は11億2600万円の赤字(26億3000万円の黒字)。イデアインターナショナルは、インテリア、トラベル商品が好調に推移したほか、バッグ企画・製造などのシカタを連結子会社化した結果、増収。一方利益は、原価率が相対的に高いOEM(相手先ブランドによる生産)が中心のシカタの連結により、商品原価率が上昇、広告宣伝費や販売促進費の増加で減益となった。

 HAPiNSは増収増益。ジーンズメイトは減収だったが、11期ぶりの営業黒字を達成した。夢展望はアパレル事業が好調で増収だったが、ジュエリー事業の伸び悩みやシステム投資などで営業損益が赤字になった。堀田丸正は洋装事業の苦戦で減収、営業損益が赤字になった。

 19年3月期通期連結業績も下方修正した。売上収益2309億円(当初計画は2500億円)、営業損益33億円の赤字(同230億円の黒字)を見込む。「この1~2年は本業に加え、成長手段として積極的にM&Aを実施してきた。本来は一社一社再生が完了した後に行っていくべきだった。見通しが甘く、下方修正するに至った。原点に立ち返り、ライザップブランドがどうあるべきかを再定義する」(瀬戸社長)としている。

瀬戸健社長
急拡大してきたライザップグループだが、近年にグループ入りした企業の経営再建が滞っていた

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