大丸松坂屋百貨店が運営するファッションサブスクリプション(定額課金)サービス「アナザーアドレス」は、BtoB(企業間取引)の新事業を6月18日から開始した。従来のBtoC(企業対消費者取引)のプラットフォームを活用し、テレビ局や制作会社、クルーズ船運航会社など法人向けに衣装を貸し出す。企業が抱える衣装管理の効率化やコスト削減といった課題解決に結び付けるのが狙い。
(松浦治)
【関連記事】大阪文化服装学院と「アナザーアドレス」 佐々木莉佳子さんのアップサイクル衣装を制作
スタイリストらからの「特定のオケージョンに合わせた衣装を柔軟に用意したい」「まとまった着数をレンタルしたい」という問い合わせのほか、大口やレンタル期間の短い法人需要が増えていることから、24年から複数の企業との実証実験を繰り返して事業化に踏み切った。