《パタゴニア創業者に聞く、クオリティーとは何か㊤》客観的に認識されるもの

2024/04/18 08:00 更新有料会員限定


イヴォン・シュイナード氏

 パタゴニア創業者で元オーナーのイヴォン・シュイナード氏が23年11月、米紙に「The High Stakes of Low Quality」(低いクオリティーの高い代償)と題した寄稿文を発表した。「粗末に作られ、すぐに捨てられてしまう安物は、人々と地球の命をむしばんでいる」として、製造業者に対し責任ある行動を訴えた。なぜ改めて、クオリティーの重要性を問いかけるのか。それを聞くために米ベンチュラを訪ねた。

(杉江潤平)

10項目の要件

 ――「クオリティー」の定義は。単に丈夫ということではないと思うが。

 クオリティーとはまず、主観的に判断できません。客観的に認識されるべき概念です。我々はクオリティーに10項目の要件を定めています。これが8項目、最低でも満たされる製品しか販売しません。例えば高価な手縫いのイタリア製のシャツで、素材も最高級のものを使っていても、家庭用洗濯機に入れて洗って縮んだら、我々の基準ではクオリティーを備えているとは言わないのです。

 ――クオリティーについて語る際、サプライチェーン内のコミュニティーにも触れているのはなぜか。

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