三越銀座店は1日~11月30日、3階のプロモーションスペースに、ドレスをレンタルできるショップを開設している。シェアリングエコノミーへの関心の高まりを背景に、これまで開拓できていなかった潜在顧客にアプローチするのが狙い。
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販売価格の2~3割の料金で、2泊3日の期間、貸し出す。客は専用のアプリ「カリテ」を通じて、商品のタグについたQRコードを読み込んで決済する。来店しなくてもアプリ上でレンタルして商品を自宅で受け取ることもできる。アプリにはチャット機能を搭載し、客と販売員のコミュニケーションもデジタルで実現する。
品揃えは「デラ」「フリッカ」「ヘルムート・ラング」「フェイズ・エイト」「セルフポートレイト」「バウム・ウンド・ヘルガーテン」「タラジャーモン」など13ブランド、約200点。

レンタルのシステムとアプリは富士通が開発した。まずはレンタルのニーズを把握するため三越銀座店のドレスレンタルに限定しての開始になったが、他店での展開や、アイテムの拡大、月額定額制のサブスクリプションサービスへの発展などを視野に入れている。
