三井不動産は東京駅前の八重洲で大規模複合ビルを着工した。オフィス、ホテルとともに60店規模の商業施設を設ける。22年8月末完工予定。
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着工したのは八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業。同エリアでは三つの再開発事業が進行しており、今回がその第1弾となる。地下4階~地上45階で延べ床面積28万3900平方メートルのA‐1街区と、地下2階~地上7階で5850平方メートルのA‐2街区の2棟を設ける。A‐1は高さ240メートルになる。
商業施設はA‐1の地下1階~地上3階を使用し、8500平方メートルに60店が入る。飲食、物販など多様な業種を導入し、八重洲地下街と接続する。このほか、1フロア4000平方メートルのオフィスを中心に、上層に日本初のブルガリホテル、地下2階にバスターミナルが入る。小学校、子育て支援施設もある。4、5階を交流施設として、5階には東京駅を望むテラスを整備する。