岡山県倉敷市の美観地区で、デニムが紡ぐ多様な個性をコンセプトにした展覧会「SETO INLAND LINK」(セト・インランド・リンク)が10月に初めて開かれ、3日間で延べ9225人が来場した。ジーンズ加工の癒toRi18(ゆとり18、倉敷市、畝尾賢一代表)が主催し、デニムをクリエイティブなものとして発信した。地元のデニム・ジーンズ産業で次世代の担い手を増やしていくことに手応えを得た。
(小畔能貴)
展覧会が目指したのは、デニムの新たな魅力や可能性をアピールすること。そのために多様な個性を持つ人たちが、様々な形で作品を表現した。デニムの価値をさらに高める取り組みによって、世界に注目されるデニム・ジーンズ産業の中心地である児島(倉敷市)で起きている職人の高齢化、次世代の担い手不足という課題の解決や、創造的な産業の発展を図れるのではと考えた。
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