コメ兵ホールディングス、香港を拠点に海外強化 4年後海外売上高3倍へ

2024/05/16 06:26 更新有料会員限定


九竜地区のSCザ・ワンの店舗には観光客も訪れ、さらなる認知拡大につなげている

 コメ兵ホールディングス(HD)は、香港を軸として海外戦略に力を入れる。3月時点で海外5カ国・地域に19店を展開し、全社売り上げ1194億円のうち、海外比率は約1割。今後は3月に香港に設立した新会社、コメヒョウブランドオフアジアを拠点に拡大を進める。中期経営計画の最終年度にあたる28年3月期には、売り上げ目標2500億円のうち海外比率を15%まで高める方針だ。海外売上高を約3倍にまで伸ばす「大きな挑戦」(石原卓児社長)に乗り出す。

(森田桃子)

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メリット最大化

 国内人口が減少する中、石原社長は、「日本のリユース企業が培ってきたビジネスモデルやノウハウを持ち海外に進出する状況が、コロナ禍が鎮静化してから一気に加速してきた」と話す。各社が自社の強みを生かしたエリア検討・開拓を進め、「買い取りができるエリア」に照準を定めている。

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