トラック輸送業務のカワキタエクスプレス(三重県亀山市、川北辰実社長)は、若い人材をしっかり確保している。「物流の2024年問題」が注目される以前から、給与体系の刷新やITによる勤怠管理、個性的な福利厚生など働く環境を整備、様々な工夫が実った。
(森田雄也)
新卒者の採用開始にあたり、08年に刷新したのが給与体系。それまで運賃に応じた歩合制だったが、他の業界では月給制が多い。10、20代の若手には競争が激しい歩合より、月給の方がなじむと考えた。歩合は集荷時に荷主側の準備が整っておらず数時間待たされる場合でも、「高い運賃をもらっているから仕方ない」として待機する習慣もある。それが長時間労働につながっていることも考慮した。
残業時間は半分以下
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