インスタグッドな写真術④攻略!「Stories」(木村麗)

2018/03/08 11:16 更新


こんにちは! ビジュアルアドバイザー(VA)の木村麗(うらら)です。久しぶりのポストになりますが、今回は、プラベートでもみなさんお使いになっているであろう、インスタグラムの「ストーリー」(Stories)という機能の使い方をお伝えしようと思います。

過去のブログはこちら

...とその前に、告知です! 今月28日、株式会社KADOKAWAさんの主催で、急きょアパレル・小売りさん向けに写真講座を開くことになりました!! これまでこのブログ等で書いてきた内容を、もっと詳しく実践的にお教えしますので是非ご参加くださいね。今回は有料となりますが、参加者のみなさまには撮影テクニックマニュアル(冊子)もプレゼントします。詳しくはこちらをご覧ください。

さて、本題です。ストーリーは、インスタグラムのメイン画面(タイムライン)に通知スペースがあるので、目に留まりやすく見られやすいポストです。最近はストーリー中心に投稿する人も少なくありませんし、見る側もストーリーしか見ないというユーザーも私の廻りでは多いですね。


いまさらですが、ストーリーとは__

☑16年8月にリリースされた新機能で、投稿は24時間で消える(自分でも削除可能)。動画、写真どちらも投稿可能

☑通常の投稿にはない"足跡"機能がある((足跡機能とは自分の投稿を誰が見たのか分かるアクセス履歴のこと)

☑インスタのタイムライン上部に専用の通知スペースがある(現在はタイムラインの通常投稿の合間にも表示されるようになった)

☑DM(ダイレクトメッセージ)が送れる

☑投稿は、ストーリーの通知スペースの1番左端にある自分のアイコンをタップもしくはタイムライン画面1番右上のカメラマークをタップもしくはタイムラインで右にスワイプしカメラを起動する(2018年2月現在)

☑フォローしていなくても色々なアカウントのストーリーを見ることが可能

☑非表示機能あり(特定のアカウントに自分のストーリーを表示しないようにできる)

☑ハッシュタグや位置情報、アカウントタグ等もつけることができる

☑複数のエフェクト機能がある

☑撮影モードが選べる(通常モード/BOOMERRANG/SUPERZOOM/逆再生動画/ハンズフリー/ストップモーション/ライブ配信(※ライブ配信は24時間残ることはなく配信終了で消える)

☑手書き文字、テキスト、スタンプなどの入力も可能(色も選べる)

☑新機能として動くGIFアニメもスタンプとして写真や動画に貼り付けることができる

☑24時間後の投稿を自分のプロフィール上で公開できるハイライト機能

☑認証アカウントのみ、ストーリー内にウェブサイトへのリンクを設置可能

と言った具合です。

では、このストーリーズをどう活用すればいいのでしょうか。


1.普段の投稿と差別化する ストーリーはブランドの世界観と違う投稿も気軽にできます。インスタ映え/フォトジェニックな写真が好まれるインスタグラムでは、企業アカウントなら特にその世界観を伝える投稿が必須ですが、ストーリーはタイムラインに残らないので普段の投稿とは違った気軽な内容も投稿可能です。

例えば、展示会や受注会、イベントなどの様子やカタログ撮影など普段の投稿では見ることができないオフショットを少し見せるというのも上手い活用の仕方です。

また、新作商品をいち早く発表するなどもファンからするとお得感もあり満足度も高いようです。ストーリーは上手に活用すればフォロワーを増やすことも可能です。

2.キャンペーンなどの告知として活用 24時間で消えてしまう特性をいかして、時間制のキャンペーンのお知らせを配信したり、セール情報や限定商品の告知といった使い方もできます。

3.自社サイトやアカウントへの誘導 ストーリーは、「いいね」ではなく視聴人数と視聴者数を確認でき、「いいね」のように誰でもその数字を確認できません。配信者本人しか確認できないようになっています。

では、実際にストーリーを上手に活用しているブランド(スタッフ)さんの実例をご紹介します。


☆   ☆   ☆


①アディダスオリジナルの例 ストーリーズで新作のイメージ動画などを配信しています。また24時間後に自分のプロフィールページに掲載できるハイライト機能も上手に使っています。

プロフィール画面に24時間後もハイライトとしてストーリーズを表示できます。「翻訳を見る」 の下のアイコン(右の赤で囲った部分)をタップすると過去のストーリーを見ることが可能

下の写真は、色でまとめた動画のストーリーズです。

※写真は筆者が一枚絵にしたものです


②FIORUCCIの例 フィオルッチのファンが過去に投稿した画像をまとめてコラージュ作成した画像を、ありがとうの気持ちを込めてストーリーで配信。ファンにとってはとても嬉しくなる投稿です(写真下)。


※写真は筆者が一枚絵にしたものです


また、企業アカウントともなれば通常投稿ページでは統一感やブランディングイメージがあるため気軽な投稿やそのイメージから脱線するような投稿は中々出来ないのが現状ですが、ストーリーであれば気軽に配信できるのでこう言ったファンとのコミュニーケーションにも活用できると思います。

ほかにも、キャンペーンや新作をちょっとみせたり(@versace、写真下)、

キャンペーンや撮影のオフショットをみせたり様々な使い方ができます(写真下)。


③CIAOPANIC PRESS/PR あべなおみさん(@abnom) チャオパニックの春夏の新作アイテムを一足先にストーリーで公開したり、その撮影オフショットなども配信しています。実際にチャオパニックファンの方からはもちろん複数のお問い合わせがDMに届くそうです。一足早く商品やコーディネートが見られるのはお得感もあり良い活用法だと思います。

※写真は筆者が一枚絵にしたものです



GALLARDAGALANTE WEB/PR西部ゆりえさん(@gg_yurie)

ガリャルダガランテの受注会の様子をリアルタイムで配信したり、店舗スタッフ達を動画で紹介したりと様々な使い方をしています。

実際にお店のスタッフをタグ付けしてストーリーズで紹介すると、そのスタッフへのアクセス数も多かったそうです。また様々なスタッフ達を定期的にストーリーズで紹介することで、そのスタッフ達のフォロワー数も20~30人ずつ増えるそうです。

写真は筆者が一枚絵にしたものです

ご覧の通り、企業やブランドさんも様々な使い方ができるストーリー。まずは色々と試してみてくださいね。



きむら・うらら 81年東京生まれ。アパレル販売員や商品企画などの仕事を経て、女子向けキュレーションアプリ"pool"などの開発運営を行っているf.f.b.へ入社。 IT+アパレルの領域で得た長年の経験と実績に基づきSNSを活用したオンラインマーケティングやブランディングをサポートする今までにない事業を展開中。【取組み先】サザビーリーグ、シップス、ピーチジョン、ビームスなど

木村さんのInstagram Web



この記事に関連する記事