美しき海の恵み珠×シネマ(宇佐美浩子)

2018/08/20 15:00 更新


そろそろ猛暑と向き合った2018年の夏を振り返る頃となり、海や山、また日々の暮らしから遠く離れた見慣れぬ街歩きを満喫…etc.

各自各様の思い出がアップデートされていることだろう。

ちなみに私も、広大な森と、その先には海が広がるという、美しい日本の景色と対面する機会を得、心躍る夏のメモリーがプラスされた。

©h.usami

さて、さまざまな世代が共に楽しむことができる休日プログラムの定番といえば、グルメやドライブ、芸術鑑賞系が無難なのだが、中でもシネマに至っては思いの外、

支持者が多いと実感する昨今。当「CINEMATIC JOURNEY」を書き続ける身としては嬉しい限り

そんな代表作に新たに加わるに違いないと思っている1作をここにシェアしたい。

©2018 Universal Pictures.  All rights reserved. 

『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』♪♪

実のところミュージカル系作品をひいきにする方では無かったのだが、昨年の『ラ・ラ・ランド』にはじまり、近作には心魅かれることが多い。

また『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』に至っては、10年前に公開になったオリジナル(『マンマ・ミーア!』)キャストやスタッフに加え、個人的主観のみならず一般論としても、より多才&彩な顔ぶれが勢ぞろい!

まず監督兼脚本+ストーリー原案は『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』と続編の脚本を手掛けたオル・パーカー。そしてストーリー原案にもう一人、新たに加わったリチャード・カーティスと言えば『ラブ・アクチュアリー』の監督兼脚本家。

またもちろん音楽は、北欧スウェーデン出身の世界的ポップ・グループABBAの永遠の名曲♪その全てをキャストが歌って踊るという、ラグジュアリー過ぎる作品なのだから。


10年の歳月を経て、さらに円熟味を増した華やかなオリジナルキャストたち。ヒロインとなる2人、母ドナをメリル・ストリープ、娘ソフィをアマンダ・セイフライド。

それに娘の父とされる3人はピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド。

彼らを筆頭に、新たな顔ぶれとして颯爽とファッショナブルな衣装に身を包み登場したのは、音楽と映画の世界で活躍する女王、シェールがドナの母役で!また若き日のドナを新鋭、リリー・ジェームズが好演。


さて、肝心のストーリーだが、家族に知られざる秘密あり!

というわけで母娘の夢の実現である、美しいエーゲ海を臨む新築ホテルのグランドオープンに向け、大奮闘中のソフィに、妊娠が発覚。そんな彼女の脳裏に浮かんだのは、シングルマザーとして娘を身ごもった当時の母への思いだった。

そして登場するのが前述の3人のパパ候補と母の若かりし頃の幾つものロマンチックなシーン

中でも「こんな愛の告白って最高!」と思ったのがコチラ↓↓

“手の平に乗せた大きな貝殻を開けると、なんとそこには美しい海の贈り物、純白の真珠が !!!”

おそらく誰もがその瞬間、それが偶然か否かは問題外!ただただ幸せイッパイ気分に浸るに違いない。是非その瞬間をスクリーンでご確認を!


『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』

8月24日より全国ロードショー

配給:東宝東和

©Universal Pictures 


やや唐突な幕開けとなった「美しき海の恵み珠×シネマ」をテーマに巡る8月後半の「CINEMATIC JOURNEY」。ここで少しばかりパールにまつわるロマンチックな話題をシェアしたく。


夏も終わりに近づくとメディアでは時節柄、クリスマスシーズンの話題が浮上。

そうした中でふと目を引いたフレーズが下記↓↓

“アコヤ貝の真珠には女の人を美しく幸せにするという言い伝えがあります”

メゾン・エルメスや、今年5月に完成したパリの老舗5つ星ホテル「オテル・デュ・ルーヴル」のリニューアルなども手掛け、庭園文化の造詣も深いアーティスト、エマニュエル・ピエールと、「ミキモト コスメティックス」のコラボによるパールプレシャスオーラ限定フェイスパウダーキットのキャッチコピーだ。

巨大な真珠をイメージさせるパッケージは、夢と願いが叶うことを綴ったオリジナルのクリスマスストーリーのエンディングの一節、ヒロインの人魚が「まるで真珠のように艶やかに透きとおっていました」にちなんでいるそうだ。

振り返れば1年前の今頃、グランドオープンしたばかりのミキモト銀座4丁目本店内「ミキモトホール」で開催されていた「THE PEARL NECKLACE」展にて、マリリン・モンローが生前愛用していたミキモトのパールネックレスを目にした。その輝きは持ち主同様、永遠のものであることを痛感☆


ところで、海からの贈り物である真珠は、見た目の美しさのみならず、さまざまな効果効用を私たちに授けてくれる。そんな研究開発を続けているのが、前述のコスメをはじめウェルネスに特化した、世界的老舗メゾン「ミキモト」のグループ会社、御木本製薬だ。

よって「ミキモト コスメティックス初の...」という冠には、心魅かれてしまうわけで、昨春、志摩市の「NEMU HOTEL & RESORT」内にオープンし、自身も訪れたことのある「PEARL SPA by MIKIMOTO COSMETICS」はその一つと言える。その理由とは?

・ミキモトグループ初の温浴施設「恵みの湯」併設型スパ

トリートメント前後の使用により相乗効果をアップさせる天然温泉と、当ブランドとのコラボにより開発された2つのオリジナルの湯で構成される「恵みの湯」。

中でもクリーミーな美容液風タッチが、あたかもパールに抱かれたような、ゆったりとした再生気分をアップする「真珠の湯」。こちらは志摩の海で養殖される真珠や、

真珠を育むアコヤ貝から抽出された貴重な美容成分(コラーゲン)が配合され、肌のターンオーバー(生まれ変わり)のサイクルを整えてくれるのだとか。


・当施設オリジナルトリートメントメニューとマッサージオイルの開発

「恵みの湯」同様、癒し、浄化、再生を共通コンセプトとするトリートメント。その内、当スパ限定オリジナルメニューとして、フェイシャル1種とボディ3種がある。

パール成分、ノバラ油ほか4種類のエッセンシャルオイルを独自にブレンドしたアロマオイルを用いて、オールハンドで行うマッサージは、心身共に深いリラクゼーションを体感するだろう。

ちなみに同メニュー内唯一のフェイシャルは、ヘッドマッサージに始まり、デコルテ、フェイス、そして疲労が蓄積されやすい体の先端となるヘッドと足先のトリートメントでフィニッシュ!というプロセスが、体の深部からデトックスされ、活性化した肌に真珠のような艶めきを与えてくれる。(...といったマイメモリーを参考までに

・360度パノラマの丘で行う、ミキモトグループ初の屋外トリートメント

今春よりスタートした昨今人気の「グランピング」スタイルのトリートメント。見晴らしの良い丘の上に建つヨガテラスで行う特別コースのため、季節や天候などにより不可能となることもあるが、体験者たちは皆口をそろえて、

“ヨガの呼吸法などを取り入れた、大自然の空気を感じながら受けるトリートメントは、アフターのパワーアップをより一層実感する!”

とのことだ。


なお画像からもお察しの通り、パールパワーは決して女性だけのモノでなく、男性も体験可能なのが嬉しいおもてなしといえる。

というわけで、「美しき海の恵み珠×シネマ」をテーマに巡る8月後半の「CINEMATIC JOURNEY」。

締めくくりはまさに男性にとっての真珠パワー全開ともいうべき、9月21日より公開予定の新作『スカイクレイパー』の予備情報をシェア!

なぜなら本作の準主役ともいうべき超高層ビルの名が「ザ・パール」だから。

参考までに、そのネーミングの由来となったのが、古代の寓話「ザ・ドラゴン・パール(龍と珠)」。

ちなみに中国文化では、

“パール(珠)は悟りの獲得、あるいは悟りへの魂の旅”

を象徴するそうで、「珠を見つけた少年は、川を昇る龍となる」という話だそう。(作品資料より)

さて、本作はいかなる展開が待ち受けているのだろう!



HIROKO USAMI

東京人。音楽、アート&シネマ、ファッション好きな少女時代を経て、FMラジオ(J-waveほか)番組制作で長年の経験を積む。同時に書籍や雑誌の企画編集や外資系航空会社webでの連載、有名メゾンや各種イベント関連の業務にも携わる。また「senken h」創刊時からスタートした繊研新聞とその関連メディアでのコラボは、現在もライフスタイル系記事を中心に熱烈執筆活動中!



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