アパレル編の4回目は、スポーツ・アウトドア業界を取り上げます。消費者の健康・自然志向の強まりから、コロナ禍で堅調に伸び、その後も成長を続けています。環境施策でもアパレル業界をリードしており、その動向は異業種から注目されています。
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グローバル化が進む
Q.スポーツ業界の旬なトピックは何ですか。
A.「ナイキ」が作り出した厚底のシューズが人気ですが、今はそのセカンドウェーブが押し寄せています。代表格は「オン」「ホカ」「サロモン」といったヨーロッパ発のブランドです。ランナー以外にも支持され、大都市部では新規店の開業が相次いでいます。
セカンドウェーブで最も勢いがあるのがオン。スイス生まれで、空洞のあるキューブが連なった独自形状のソールが目印です。東京・原宿にある路面店では、平日昼間でも行列が絶えません。本国の業績も絶好調で、23年12月期の売上高は、前期比47%増の17億9200万スイスフラン(約3080億円)でした。
Q.スポーツブランドというと海外メーカーが強いイメージがありますが。
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