ファッションビル・駅ビルの4月商戦は上旬に気温が低かった影響で、全体として衣料品は苦戦したものの、大半の施設が前年超えとなった。多くの施設がポイント施策や大型連休に向けたイベントなどによって客数を伸ばし、衣料品の苦戦を補った。月後半から気温が上昇し、夏物衣料の売り上げが好転、連休商戦も順調だった。
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〈首都圏〉衣料品が前年割れの施設が3月に比べて増えた。その中で、月後半からの気温上昇による需要をショップと連携して捉えた施設は健闘した。ルミネ新宿や横浜はブランドの先行受注会や期間限定商品の販売、SHIBUYA109渋谷は各ショップでの協業商品の販売や期間限定店の開設、人気アーティストとの大型協業販促、サンシャインシティ・アルパは水族館や展示ホールなどと連動した全館イベントによって衣料品売り上げを押し上げた。