復活なるか、三角ビキニ 平成リバイバルで脚光「新しくてかわいい」

2025/04/17 07:59 更新


01年に1万枚を販売したヒット商品をアレンジ。ショートパンツとの組み合わせもポイント(ピーク&パイン)

 ファッション水着で、三角ビキニの人気が復活しそうだ。水着・アクティブウェア製造販売のミューラーン(東京)は基幹ブランド「ピーク&パイン」の新作で、久しぶりに三角ビキニを充実させたところ、自社ECの売れ筋ランキング上位に入った。平成リバイバルの流れや肌見せファッションの浸透で、三角ビキニになじみのない若い世代から「新しくて可愛い」と注目されている。

 ピーク&パインでは、01年に三角ビキニが一大ブームを巻き起こした。「水着の王様」の異名を取り、定番の形として定着したが、この5年は袖付き水着の台頭で影をひそめていた。今後も主流は袖付きと見るが、ここにきて三角ビキニに興味を持つ若い世代が増えているという。

 新作のデザインも20代の女性社員が手掛けた。ブランドの25周年企画として、三角ビキニ全盛の時代を代表する商品を「今の若い人が可愛いと思えるバランス」にアレンジして復刻した。

 例えば、全面にポップなハートモチーフをプリントしたビキニは肩ひもをダブルバインダーにし、トップの布地のカッティングを変えた。他にネオンカラーの無地やトレンドのリボン柄などがある。

 スタイリングでも鮮度を高める。当時は日焼けした肌にビキニだけを着る人が多かったが、今は日焼け防止を兼ねてパーカを羽織ったり、スカートやショートパンツとのコーディネートが広がると見ている。

以前と違い、パーカやスカートなどとのコーディネートが広がると見る

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