アマゾン、「サイバーマンデー」で自宅試着サービス推進

2018/11/22 06:28 更新


 アマゾンジャパンは12月7~11日の年末商戦「サイバーマンデー」に向けて、ファッション分野ではプライム会員向けの自宅試着サービス「プライム・ワードローブ」の利用促進と、未購買者へ安心・便利な買い物体験の提供を強める。

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 同社が日本で行うサイバーマンデーは7回目。今回は多彩なジャンルから数十万種の商品を特別価格で提供し、既存客だけでなく、ECによる購入に抵抗感ある層の取り込みを狙う。

 ファッションカテゴリーでは10月25日からサービスを開始したプライム・ワードローブを前面に発信する。同サービスは米国では1年前から開始。1年遅れで日本でも導入したが、わずかな期間で順調に利用者が拡大している。サービス対象商品はアマゾンファッションが仕入れして直販するもので、レディス・メンズ・キッズウェア、シューズ、バッグ、腕時計、ジュエリーなどが対象。

 現在幅広い商品が取り寄せ希望されている中で、シューズ、キッズウェアの利用が多く、特にキッズは店舗よりも自宅で落ち着いて試着させたいニーズが強いとする。商品到着翌日から7日間検討が可能で、返品送料無料も後押ししている。日本ではまだ返品に抵抗感がある人が多いが、手間を簡単にするなどで返品のハードルを下げる。さらに、「自宅で手持ちの服とコーディネートできる」利点をアピールし、プライム会員を拡大する。

 今回のブラックマンデーでは初のライブ動画コマースにも挑む。海外ではすでにライブ動画コマースを行っているが、日本は初。動画クリエイターを起用して、通常販売で人気の商品や正月向けのおせちなどで行う。ファッション商材でのライブコマースは予定されていない。

東京・品川のアマゾンファッション撮影スタジオには「プライム・ワードローブデモ体験ブース」を設置


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