好調続く中東向けテキスタイル 市況悪化に備え開発強化 ファッション用途も可能性探る

2025/06/24 06:30 更新有料会員限定NEW!


日本のテキスタイル技術を生かした風合いやタッチの微妙な差に評価

 テキスタイルメーカーの中東向け販売が好調だ。日本が高いブランド力を持つ男性向け民族衣装生地を中心にここ数年、追い風が吹いている。各社は新たな開発にも力を入れ、市況に左右されない地位をさらに確立する考え。ファッション素材の市場としても注目が高まっており、商機をうかがう。

(中村恵生)

 中東の男子用民族衣装はサウジアラビアやカタールなどではトーブ、アラブ首長国連邦(UAE)ではカンドゥーラなどと呼ばれる。国・地域、着用シーンで色や装飾、コーディネートが変わるが、全身を覆った白やクリーム色の長袖ワンピース型が基本だ。

風合いの差に評価

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