アディダス ゴルフ靴にプラスチック廃棄物を活用

2019/06/07 06:30 更新


 独アディダスは、プラスチック廃棄物をアップサイクルした特殊素材で作るゴルフシューズを初めて開発した。日本ではアディダスジャパンを通じて「アディダスゴルフ」を取り扱う一部店舗や、アディダスの公式オンラインストアから10日に数量限定で発売する。

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 アディダスが15年からパートナーシップを結ぶ海洋環境保護団体、パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズの協力で回収した廃棄プラスチックのリサイクル材「パーレイ・オーシャン・プラスチック」を使う。これまでランニングシューズやユニフォームなどで同素材を採用してきたが、ゴルフシューズで使うのは初。

 今回発売するゴルフシューズ「ツアー360パーレイ」は、従来のニットアッパーシューズより軽量で、仕様もスリッポンにして着脱を容易にした。アウトソールには全方向へのグリップ力を高める「エックス・トラクション」や、クッション性に優れた「ブーストフォーム」などのテクノロジーを採用した。

 アディダスは24年までに自社製品で未使用プラスチックの使用を全面的に中止し、再生品に切り替えることを目指しており、15年から始めたパーレイとの取り組みはその一環。

ツアー360パーレイ



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