アリババの越境EC「タオ」 AIを活用したコーディネートアシスタント機能を追加

2025/05/14 17:30 更新NEW!


5月13日には会見を開いた

 アリババグループが日本向けに提供している越境ECプラットフォーム「タオ」は5月13日、AI(人工知能)を活用したコーディネートアシスタント機能を新たに追加した。ユーザー一人ひとりに合わせた提案で、買い物体験の個別最適化を目指す。

 タオは24年10月にローンチし、アパレルを中心に500万点以上の商品を販売している。1億点を超える「タオバオ」内の商品から日本市場に適したアイテムを選定し、毎日1万点以上を追加している。

 新機能は、ユーザーの体形や好み、過去の購買履歴などのデータを基に、スタイルやアイテムをパーソナライズして提案するもの。スマートフォンで撮影したコーディネート画像や、気になる商品の写真をアップロードすると、類似アイテムをレコメンドする機能も加えた。AIの基盤には、アリババクラウドが開発した大規模言語モデル「Qwen」(キューウェン)を活用している。

 タオのビジネス統括責任者である葉剣秋氏は、「日本のEC化率は世界的に見てもまだ低い。EC上での顧客体験には大きな伸び代がある」とコメントした。 5月16~25日に東京・表参道で期間限定店を開く。日本のユーザーとのタッチポイントを強化し、ニーズを探っていく。

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