ビンテージファッションのプラットフォームを運営するVCMは、古着イベントをパシフィコ横浜で開いた。全国から約150の古着店が出店し、4月19、20日の2日間で1万人以上が来場した。
「VCMビンテージマーケット」の開催は6回目。アメカジやミリタリーアイテムなど、メンズに人気のアイテムだけでなく、女性の来場が増えていることに対応してレディスアイテムも強化した。十倍直昭代表は「今回はウェアだけでなく、時計やアクセサリーなど、専門性の高い小物を扱う店も増やした」という。

古着好きで知られる芸能人やスタイリストなど、有名人が来場する効果もあり、年々イベントの認知が広がっている。数万円で買えるものから、中には1000万円を超える高単価なアイテムもあるが、「人気商品は初日の午前中に売り切れた」。
出店したい古着店も増えているが「特定のジャンルに偏らないよう、新規店は出店実績のある店からの紹介とVCMからのスカウトに絞っている」と十倍代表。規模の拡大よりも、「目の肥えたファンに納得してもらえるクオリティーを担保したい」。


来場者は、海外客も増えた。今回はお笑い芸人のトークショー、業界人の私物販売イベントなども初めて実施し、集客につなげた。

