アディダスジャパンは5日、不用な服や靴などをブランド問わずに都内にある14の直営店舗内で回収し始めた。
回収品は、提携する日本環境設計とアイコレクトジャパンへ送り、再利用可能なものとリサイクル対象品に分別。条件の合うアイテムについては、裁断・解重合・重合などのプロセスを経て、新たな製品へと生まれ変わらせる。20年にはリサイクルで作ったTシャツを出す。
循環型経済の実現を目指すこの「テイクバック・プログラム」は、独アディダスが16年から始めた取り組みで、同プログラムの開始はカナダに次ぎ世界3カ国目となる。店舗内に専用の回収ボックスを置き、回収箱に添付したQRコードからメールアドレスを登録すると、15%オフクーポンを配布するインセンティブも付ける。
同社では「設置数週間で3000キログラムを回収できる」(アンジェラ・オルティスCSRシニアマネージャー)と見る。