アダストリア19年2月期連結 下期復調も通期計画は未達

2019/04/04 16:00 更新


 アダストリアの19年2月期連結決算は、上期(18年3~8月)は苦戦したものの、商品力、価格設定、オペレーション改善により、下期業績は回復した。ただ、上期の苦戦で当初の通期業績計画は未達だった。主力ブランド「ニコアンド」「ジーナシス」が年間を通して好調に推移し、下期は「グローバルワーク」「ローリーズファーム」も復調した。下期は値引率が大幅に改善し、売上総利益率は前年下期比1.1ポイント伸びた。しかし、上期の値引き増が影響し、通期は前期比0.3ポイント減の53.9%となった。販売・管理費率は前期比1.3ポイント低減し、50.7%。営業利益は71億円(前期比43.7%増)の2ケタ増だった。

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 19年2月期の個別決算において、連結子会社のアダストリアアジアの純資産が毀損(きそん)し、同社が保有するアダストリアアジア株式の実質価額が帳簿価額から著しく低下したため、関係会社株式評価損34億円を特別損失として計上した。連結業績への影響はない。



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