11月11日は、靴下の日だって知っていますか?1993年に日本靴下協会が制定したもので、靴下を2足並べた時の形が11 11に見えることに由来しているそうです。1年に一度、同じ数字のペアが重なる日であることから、恋人同士(ペア)や大切な人同士で靴下を贈りあおうと呼びかけています。
さて、そんな靴下の日、日本靴下協会と靴下工連が主催するイベントに行ってまいりました。基本的には、靴下協会・工連の会員向けだったのですが、トークショーなんかもあり、なかなか興味深く楽しいものでした。
写真は、くつしたの日シンポジウム。パネリストとして、福助時代の元同僚でもあり、友人でもある斎藤誠矢くんがシトウレイさんとお話ししています。彼は素晴らしいレッグウエアのデザイナーで、この日も靴下業界を代表して、日本の靴下がどのように素晴らしいのかを理路整然と話していました。
品質管理の体制、染色の技術、ゾッキ編みの技術の高さ、、、等々あげるとキリがなく、世界的にトップクラスの品質を誇る日本産の靴下です。AYAMEも普段は当然のようにそのレベルの技術でものづくりをしてもらっていて、品質の高いものが上がってくることが当たり前になってしまっているのですが、今一度その素晴らしさやありがたさを認識する良い機会になりました。
その他、作品コンテストの表彰式があったり、古巣の元同僚達と再会したり、靴下業界のビッグな方とお話したりと、独立して一人でやっている私にとっては、こういう交流はとても有意義でした。奈良の産地では、早い会社はそろそろ三代目社長に世代交代の時です。技術の継承、国内生産量の減少等、業界内でいろいろ考えなくてはいけないことが山積みで、今は当たり前にやってもらえている高レベルのものづくりが、数年後にはどうなっているかと危ぶまれています。私も若い世代として、自分にできることを精いっぱいやらなければと思いました。
この日の夜はそのまま流れて、工場の社長やら靴下業界の皆さまと飲みに!月曜日からだいぶ激しく飲んでしまいましたが、これも奈良の産地の特色なのです。笑
界の皆さまと飲みに!月曜日からだいぶ激しく飲んでしまいましたが、これも奈良の産地の特色なのです。笑
気鋭の靴下ブランドAyame’の活動記録。現在年2回、東京、パリ、ニューヨーク、ロンドンにてコレクションを発表、Made in Japanの靴下を世界に発信中 あがおか・あや/Ayame’socksデザイナー/桑沢デザイン研究所卒/2007年Ayame’設立