最近、SNSの使い方が以前と少し変わってきたなー、とぼんやり感じていました。個人的に楽しむぶんには自分が好きなように使うのが一番だと思いますが、ビジネスでSNSを使うとしたら、打って音が鳴るところに響くようにやらないとなー、といつも思っています。
特に変化が顕著なのはTwitterで、かつて日本で広まりだした7、8年前は、その名の通り「つぶやく」感じで使うものだと思っていましたし、とりあえずそんな感じで使ってみていました。
ですが、ツィートしたものは流れて行ってしまうだけだし、何をつぶやけばいいのか?とか、使い方が安定せず戸惑いもあった。それに、ネガティブな事をつぶやく人が多い、などの理由から、私の周りでは割とすぐに飽きてしまった人が多かったような気がします。弊社もAYAME SOCKSのアカウントを持ってはいますが、随分前に他のSNSからシェアするだけのオートツィートに切り替えてから何年も放置していました。
一周回って今はTwitterに人が集まっている?
最近になってふとTwitter内がどんなことになっているか見てみたら、以前と活用方法がだいぶ変わったなー、と感じました。Twitterは、ラジオを聴いているような感覚で、LIVEな情報を収集するツールで、オタク要素が強いような気がしています。
あとは、拡散力とそのスピードが圧倒的ですよね。発信した情報に翼が生えて飛んでいく感じ。でも、この盛り上がりは日本限定なんですって。現時点では。
Instagramも少し変わってきましたかね?以前よりキャピキャピしてきて、ビジネスっぽいものよりパーソナルな要素に人が集まる感じと言いますか。写真がメインだから雑誌を見ているような感覚に近いけど、雑誌よりも探し物するのに便利ですよね。インスタはワールドワイドでユーザーが多く、動きもあるから弊社では英文・和文の両刀使いが基本で活用しています。
という事は、Facebookは読んだら本棚に置いとく書籍みたいな感じですかね?グローバルユーザー数は圧倒的ですが、若い世代はアカウントを動かしていない人も多い。スマホよりデスクトップ利用者が多く、中高年向けですよね。文章を長く書けるから、発信した情報にあまり動きはないけど、後からピックアップされたりもする。
同じ情報を各SNSで上げてみたら、表示回数はTwitterがダントツだった!
試しに、この11月に表参道ヒルズ同潤会アパートのロケットギャラリーで開催するイベント「AYAME SOCKS 10周年サテライトストア」の情報をTwitter、Instagram、Facebookでそれぞれ上げてみて、インプレッション解析を見たところ、表示回数はTwitterが5000回と、ダントツでした。
これはフォロワーが1万人いるロケットギャラリーさんがリツィートしてくれたからです。弊社のフォロワーは各2500人ぐらいと大して多くないので、この情報に関しては、Instagramで約2000人、Facebookで500人ぐらいにリーチしました。リツィートって、ポチるだけなので簡単なんですよね。
また、私、個人のアカウントも持っておりまして、そこで学生時代にバイトしてた超カルトなサブカル本屋の思い出を上げたところ、当時の顧客で今はプロインタビュアーとして大活躍中の吉田豪さんがリツィートしてくれ、そのツィートの表示回数は40000回にも上りました。ま、内容は他愛もない本屋の書皮のことでしたけども。
20代女子の名言「SNSはそれぞれ住人が違う!」
今週、打ち合わせしたロケットギャラリーの利発なデキる女子イガちゃん(20代後半)に上述したことを話してみると、「そうですよ!SNSはそれぞれ住人が違うんです!」って言ってました。なるほど!同じこと発信するにしても、それぞれに響くように少し変えて発信しているそうです。
先月、友人のやってるスナックで隣り合わせた大学3年生女子(21歳)は、自分でインスタのマーケティング会社をやっていて、既にバイト従業員が5人いるそう。
「あー、でも2~3年でSNSの流行って変わるからぁ、そしたら止めて違う事しますよ~」って言ってました。他も色々と刹那的に考えているようで、なんだか話も弾んだところ、「超ウケるー、おねーさん超オモシローイ」って。ありがとう、私、来年40歳。笑
ネットのことはネットネイティブ世代のほうが詳しいから、聞いてみると色々教えてくれるので楽しいです。しっかし、色々なことが流動的で時代の変化が速すぎますよね。2~3年ごとに目まぐるしく変化している。流される必要は無いですが、来た波にはある程度のってかないとなあ。好きか嫌いかは別として、今や重要な業務の一つですもんねえ。
という訳で、弊社もオートツィートは解除して一個一個ちゃんと動かすことにしました!よかったらフォローよろしくお願いします!
気鋭の靴下ブランドAyame’の活動記録。現在年2回、東京、パリ、ニューヨーク、ロンドンにてコレクションを発表、Made in Japanの靴下を世界に発信中 あがおか・あや/Ayame’socksデザイナー/桑沢デザイン研究所卒/2007年Ayame’設立