コラム

《視点》過剰在庫の解決策

2020/03/03

 サステイナブル(持続可能)な動きが高まる中で、「過剰在庫を減らす」と盛んに言われている。しかしこの解決は難しい。なぜならばアパレル業界が見込み生産と品ぞろえ販売の複合型だからだ。 「注文を受けてから生産する方式」...

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《めてみみ》国内工場の出番

2020/03/02

 大半の縫製業が中国をはじめ、東南アジアなど海外に移転した現在でも、紳士オーダースーツ工場はまだまだ国内に残っている。それらの工場が今のオーダースーツブームを支えている。ほとんどが従業員数百人規模で国内の縫製工場と...



《めてみみ》「つなぐ」売り場

2020/02/28

 東急ハンズが開始した新業態「プラグスマーケット」が興味深い。地方・郊外型百貨店や地方自治体などと協業し、地方再発見や地方共創を進める事業スキームだ。先週、近鉄百貨店草津店に1号店を開設、3月23日には大丸下関店に...



《視点》実需とリアル店の価値

2020/02/28

 「実需」という言葉を身近に実感した出来事があった。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、マスクやアルコール除菌関連商品が品薄で、ほとんど手に入らないという状況が続いている。 1月の終わりごろ、古くからの友人...



《めてみみ》ファミマの決断

2020/02/27

 ファミリーマートは7月1日から、プラスチック製買い物袋(レジ袋)を有料化する。同日から施行されるレジ袋有料義務化制度に沿ったもの。セブン‐イレブン・ジャパン、ローソンを含むコンビニエンスストア大手3社で、有料化の...



《視点》共有して育てる

2020/02/27

 来秋冬に向けた展示会が佳境を迎えている。あるレディスウェアのデザイナーの新作は、身近さが備わり、構築的なシルエットを普段使いで楽しめる形に進化していた。「実験的な服作りが好きで、今まではプロトタイプを見せるような...



《めてみみ》街作り

2020/02/26

 「街作りにおいて大切なのは『オープン』『楽しい』『集う場所』の三つ」。野本弘文東急代表取締役会長が、そう語っていた。「街作り」を掲げる企業が広がっている。総合ディベロッパーだけでなく、商業ディベロッパーや百貨店も...



《視点》メーカーと小売りの協力

2020/02/26

 「小売店は商品を置いているだけでは集客するのは難しい」と、あるメンズカジュアルメーカーの社長が話す。ショップが充実していても、服や靴のサイズを分かっているとつい手軽に購入できるECで買い物をしてしまう。友人の家に...



《めてみみ》気に入った服の行方

2020/02/25

 気に入った服ばかりヘビーローテーションで着てしまう。擦れたり破れたりしても目立たなければ気にしない。結果、直しながら10年以上着続けている服も少なくない。愛着がわき、捨てるのがもったいなくなるのだ。気軽にフリマア...



《視点》社長交代

2020/02/25

 上場企業の社長交代。引き継ぎのきっかけを尋ねると「会長から、そろそろ無理がきくかなと声がけがありまして」と新社長。2児のパパだ。おチビさんたちは4歳と6歳。この3年半、趣味のゴルフも封印し週末は育児に携わってきた...