コラム

《めてみみ》その先

2020/03/17

 百貨店とアパレルメーカーの長年の取引関係が大きな転換点を迎えている。収益改善が至上命題であるアパレルは不採算店閉鎖をさらに加速し、「年間売上高1億5000万~2億円に達しないブランドは一律に統廃合すると通告された...

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《視点》おしゃれモンペ

2020/03/17

 新型肺炎の感染拡大に伴い日常生活が様変わりした。マスクを求めて頻繁に薬局へ通い、今後に備えて節約に努める。感染予防のため不要不急の外出を控え、人ごみを避けるようにもなった。イベント参加や旅行は延期や中止に。ファッ...



《めてみみ》ファッションの力

2020/03/13

 新型コロナウイルスの脅威にさらされながらも、20~21年秋冬デザイナーコレクションはパリまでの日程を終えた。ミラノでは「ジョルジオ・アルマーニ」が無観客でショーを開催、最終日のショーは全て中止。パリでもいくつかの...



《視点》服を買おう

2020/03/13

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、納期遅れとともに心配されているのがファッション消費の低迷だ。店頭では特に2月最終週以降の売り上げの落ち込みが大きく、なかには「昨年の7掛けから半分」という声も。季節柄、新作に絡...



《めてみみ》たくましい子供たち

2020/03/12

 卒業式に向かうのだろう。袴姿の女性の姿が華やいで見えた。新型コロナウイルスの影響で多くの卒業式が中止になる中、何らかの方法で卒業イベントができることになったのだろう。すごくうれしそうだ。 昨年の香港経済は厳しかっ...



《視点》画期的な素材

2020/03/12

 合繊など川上分野を取材していると、時折とても画期的な素材に出合うことがある。例えばユニチカが開発した樹脂のポリ尿素は、植物由来原料と二酸化炭素からだけで作り出され、重量の20~30%もの二酸化炭素を固着させられる...



《めてみみ》再稼働はしたものの

2020/03/11

 新型コロナウイルスの影響は繊維の産業チェーンにも及んでいる。日本で販売されている繊維製品の約7割が中国製。中国の各業界団体によれば2月末時点で約80%の企業が再稼働している。その比率は大手企業ほど高い。綿紡績でみ...



《視点》よそはよそ、うちはうち

2020/03/11

 誰もが一度は言われたことがある言葉ではないだろうか。幼い頃、自分の部屋にゲーム用のテレビが欲しいと親にねだり、この文句で説かれた。 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、展示会を中止したり、延期したりする動きが...



《めてみみ》嵐の後

2020/03/10

 新型コロナウイルス感染拡大が百貨店の客数、売り上げを直撃している。インバウンド(訪日外国人)需要が大きく落ち込み、さらに国内客の不要不急の外出自粛が影響した。「2月末から売り上げ、客数が3割減で、3月に入って減少...



《視点》中国の重要性

2020/03/10

 新型コロナウイルスの影響が服飾副資材企業の中国事業に広がっている。各社の現地拠点は交代勤務や短縮営業などで再開しているものの、その多くが現地生産・物流の遅れから派生する問題で頭を抱える。 裏地など付属を総合的に供...