連載

《ファッションリユースの現在地2025②》日本発リユースに伸びしろ 大手中心に相次ぐ海外進出

2025/09/30

 世界的な古着需要の高まりによる海外勢との仕入れ競争の激化、トランプ関税など、リユースの海外進出には障害が多い。それでも、日本企業が扱う商品は状態が良く、真贋(しんがん)の信頼性も高いため「ユーズド・イン・ジャパン...

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《帝人グループ、ポリエステルリサイクル挑戦の歩み㊦》繊維to繊維、着実に前へ

2025/09/29

 帝人フロンティアの大きな強みはポリエステルを主軸とした高機能素材。スポーツ、アウトドア中心にグローバルブランドとの取り組みが深いが、それを実現したのもリサイクルポリエステルを使って様々な機能素材を作れるからだ。【...



《これからの百貨店運営2025③》催事 物産展、キャラクター関連を強化

2025/09/29

 物産展やアニメ・キャラクターコンテンツなどの「催事」の強化が顕著だ。コロナ禍明けから催事に力を入れている百貨店が増えているため、今回、調査で初めて催事の取り組みについて聞いた。ほぼ全百貨店が催事を強化しており、新...



《ファッションリユースの現在地2025①》3兆円を超えた市場 成長続くも変調の兆し

2025/09/29

 コロナ禍前後から続くリユースブーム。専門紙の最新の市場調査(23年版)では、その規模が初めて3兆円を突破するなど、今や看過できない規模にまで拡大している。成長をけん引するのは、消費者から買い取り、販売する〝バイセ...



《PVパリ26~27年秋冬から㊦》日本独自の素材で存在感 先染めチェックが人気

2025/09/26

 プルミエール・ヴィジョン(PV)パリに出展した日本企業。ラグジュアリーブランドの苦戦やインフレ、消費の二極化など欧州の市場環境は決して良くはないものの、日本のテキスタイルは表情や質感の良さで存在感を発揮している。...



《これからの百貨店運営2025②》MD政策 強化、縮小分野変わらず

2025/09/26

 ほとんどの百貨店が継続的に改装に取り組んでいる。今後の売り場作りで「強化する部門(売り場)」は、「食品」「特選・ラグジュアリー」「化粧品」の順。ここ5年、上位の顔ぶれは変わっていないが、特選・ラグジュアリーが前年...



《PVパリ26~27年秋冬から㊤》「大きな変化の最中にある」 小ロット対応、個性で付加価値

2025/09/25

 9月16~18日に開かれた国際生地見本市プルミエール・ヴィジョン(PV)パリ。海外企業から聞かれたのは「欧州ファッション産業が大きな変化の最中にある」という言葉。高付加価値な欧州生地の出口として機能してきたラグジ...



《これからの百貨店運営2025①》客数・客単価 コロナ禍前の課題再び

2025/09/24

 繊研新聞社が全国百貨店を対象に実施した24年度の「購買動向・営業政策」アンケートによると、入店客数の増加、客単価の上昇が続いた。ただ、入店客数の伸び率は鈍化し、買い上げ率の低下も続く。また、衣料品部門の購買客数も...



《帝人グループ、ポリエステルリサイクル挑戦の歩み㊥》転機になった共同事業と苦難の連続

2025/09/22

 90年代後半、国内合繊メーカーはポリエステルの大増産を続ける中国、台湾、韓国勢などに押され、97年のアジア通貨危機を経て合繊価格が半値以下になるなど厳しい事業環境に直面していた。各社生き残りをかけ繊維事業の分社化...



《インターテキスタイル上海秋展から㊦》根強い人気の天然素材 日本の独自性に注目集まる

2025/09/19

 天然繊維も中国では根強い人気だ。中でも日本ならではの加工などで表情を持たせたテキスタイルの需要が高い。「綿や麻を中心に天然素材を使ったテキスタイルを見ている人が多かった」と振り返るのは宇仁繊維だ。ベーシックな綿素...