《私のビジネス日記帳》何を選ぶか ナカアキラ
2023/06/07
ほんの数年前までは将来なくなる職業の中にデザイナーは含まれていなかった。創造的思考や個性がAI(人工知能)には表現できないと考えられていたからだ。しかし去年話題になったLaMDAなどのAIは、既に個性に非常に近い...
「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
2023/06/07
ほんの数年前までは将来なくなる職業の中にデザイナーは含まれていなかった。創造的思考や個性がAI(人工知能)には表現できないと考えられていたからだ。しかし去年話題になったLaMDAなどのAIは、既に個性に非常に近い...
「エビちゃんブーム」の06年以降、主力ブランドの「アプワイザー・リッシェ」は本当によく売れていました。外から見ても順風満帆のように映っていたかもしれません。ですが内実は、売れ行きに対して利益は小さい。当時、ディレ...
コロナ禍に大きく変わったことといえば、何を思い浮かべますか? 私はやはり対面が減ったことです。ビジネスでよく「では次回お会いしたときに…」という会話が、「ではZoom会議で」に変わりました。それはそれで距離を気に...
私たちが運営する「コヒナ」は、今では共感マーケティングのお手本のように言われることも多いのですが、共感を生もうと思って始めたわけではありません。身長148センチの自分が着たい物が市場になかったから始めただけ。デザ...
この業界にいると耳にするのが、「もう新しいデザインは出尽くした」とか、「もう新しいという概念自体を変えていかなくては」というような声だ。しかし、それは歴史の中で何か革命的なことが訪れる前に、常に起こってきた既存体...
実家を継げと言われたわけではないのですが、大学時代はアルバイトをしつつ、授業とは別で会計や簿記を学んでいました。いつか役に立つかもしれないから損はないかな、という気持ちです。卒業後はアパレルに就職。そこは1年で辞...
大正15年生まれのお袋は、浜松生まれ浜松育ちで、「いつも遠州の空っ風に向かって走ってた」という言葉がなぜか記憶に残っている。尋常高等小卒業後、家のために縫製工場で働き、25歳で縁あって大阪のおやじと結婚。そこから...
身長150センチ前後の小柄な女性向けブランドをECで販売しています。創業は学生の頃。ファッションを楽しみたい年頃なのに、自分自身、身長が148センチしかなく選択肢が限られていました。キッズ服はしっくりこないし、百...
最近のファッションに違和感を感じるのは、デザイナーたちの声が失われているからだ。デザイナーは社会の何かしらの価値を創出するのが務めであり、美しさ、新しさの提案というのはその最たる部分と言える。コレクションブランド...
今はブランドとプラットフォーム(PF)、デジタルの主に三つの領域で事業活動をしています。それぞれが深掘りし、事業を大きくしていくのが基本ではありますが、複雑な世の中ですから、単独サービスではこれから対応が難しくな...