私のビジネス日記帳

「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。

《私のビジネス日記帳》何を選ぶか ナカアキラ

2023/06/07

 ほんの数年前までは将来なくなる職業の中にデザイナーは含まれていなかった。創造的思考や個性がAI(人工知能)には表現できないと考えられていたからだ。しかし去年話題になったLaMDAなどのAIは、既に個性に非常に近い...

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《私のビジネス日記帳》店舗でセールをやめたわけ 野口麻衣子

2023/05/31

 「エビちゃんブーム」の06年以降、主力ブランドの「アプワイザー・リッシェ」は本当によく売れていました。外から見ても順風満帆のように映っていたかもしれません。ですが内実は、売れ行きに対して利益は小さい。当時、ディレ...



《私のビジネス日記帳》ない物を読む力 増本利宏

2023/05/24

 コロナ禍に大きく変わったことといえば、何を思い浮かべますか? 私はやはり対面が減ったことです。ビジネスでよく「では次回お会いしたときに…」という会話が、「ではZoom会議で」に変わりました。それはそれで距離を気に...



《私のビジネス日記帳》共感は水平関係で 田中絢子

2023/05/17

 私たちが運営する「コヒナ」は、今では共感マーケティングのお手本のように言われることも多いのですが、共感を生もうと思って始めたわけではありません。身長148センチの自分が着たい物が市場になかったから始めただけ。デザ...



《私のビジネス日記帳》飽和状態 ナカアキラ

2023/05/10

 この業界にいると耳にするのが、「もう新しいデザインは出尽くした」とか、「もう新しいという概念自体を変えていかなくては」というような声だ。しかし、それは歴史の中で何か革命的なことが訪れる前に、常に起こってきた既存体...



《私のビジネス日記帳》卸売業をやめたわけ 野口麻衣子

2023/04/26

 実家を継げと言われたわけではないのですが、大学時代はアルバイトをしつつ、授業とは別で会計や簿記を学んでいました。いつか役に立つかもしれないから損はないかな、という気持ちです。卒業後はアパレルに就職。そこは1年で辞...



《私のビジネス日記帳》母親譲りの「こんちくしょー」 増本利宏

2023/04/19

 大正15年生まれのお袋は、浜松生まれ浜松育ちで、「いつも遠州の空っ風に向かって走ってた」という言葉がなぜか記憶に残っている。尋常高等小卒業後、家のために縫製工場で働き、25歳で縁あって大阪のおやじと結婚。そこから...



《私のビジネス日記帳》小柄女性の悩み 田中絢子

2023/04/12

 身長150センチ前後の小柄な女性向けブランドをECで販売しています。創業は学生の頃。ファッションを楽しみたい年頃なのに、自分自身、身長が148センチしかなく選択肢が限られていました。キッズ服はしっくりこないし、百...



《私のビジネス日記帳》デザイナーの声 ナカアキラ

2023/04/05

 最近のファッションに違和感を感じるのは、デザイナーたちの声が失われているからだ。デザイナーは社会の何かしらの価値を創出するのが務めであり、美しさ、新しさの提案というのはその最たる部分と言える。コレクションブランド...



《私のビジネス日記帳》つなぐ力 鈴木信輝

2023/03/22

 今はブランドとプラットフォーム(PF)、デジタルの主に三つの領域で事業活動をしています。それぞれが深掘りし、事業を大きくしていくのが基本ではありますが、複雑な世の中ですから、単独サービスではこれから対応が難しくな...