紙製品の山櫻 「クラウディ」とペーパーハンガー開発 

2019/08/15 06:30 更新


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 脱プラスチックの流れを受けて、紙製品への注目が高まっている。名刺や封筒など紙製品製造・販売の山櫻(東京、市瀬豊和社長)は、エシカル(倫理的)な原料で作るペーパーハンガーを、DOYA(東京、銅冶勇人社長)のアフリカ支援につながるファッションブランド「クラウディ」と共同で開発した。5月に出店した伊勢丹新宿本店のクラウディの期間限定店で初めて採用した。

 山櫻は日本でいち早く再生紙を使った名刺や封筒を製造販売し、現在ではFSC(森林管理協議会)認証紙やフェアトレードのバナナペーパー、タンザニアのオーガニックコットン、東北コットン、間伐材・国産材などのエシカルな紙製品の開発・販売に力を入れている。2030年までに全ての製品をエシカルなものに替える計画という。

 名刺やポストカード、製品のタグなどでファッション業界向けに実績がある同社は、欧州や米国で普及が進むペーパーハンガーについて研究してきた。日本でも紙のハンガーは使われているが、強度や変形の問題から、使い捨てのものが多い。「重さや温度・湿気に強く、何度も繰り返し使えるペーパーハンガー」(高﨑啓介マーケティング部門部長)を目指し、材料や厚みを工夫して開発したペーパーハンガーは、中の芯はリサイクル100%のFSC認証紙で、外側に貼ったカラーペーパーはドイツ製のFSC認証紙。繰り返し使える強度を持つペーパーハンガーは「日本初ではないか」という。

 大人用のハンガーを型抜きした残り部分は、子供用の小さいハンガーやネクタイなどの小物用のハンガーなどを作る。価格は一般的なプラスチックハンガーと比較して約3倍になる見込みという。ハンガーの一部にバナナペーパーを使った試作品も作っている。

 紙ならではの文字や絵が書ける特徴を生かし、メッセージを入れられるハンガーとしても打ち出す。ファッションブランドやホテルなど、BtoB(企業間取引)向けに販売していく。

今春夏の百貨店の期間限定店で採用した
「クラウディ」向けに作ったペーパーハンガー

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