ウィゴー 低価格雑貨軸「ウィゴー1.3.5」をSC初出店

2019/03/25 06:28 更新


 ウィゴー(東京、園田恭輔社長)は15日、千葉県船橋市のららぽーとTOKYO-BAY北館1階の10代女子向けファッション・雑貨主力ゾーン「ララ・ポップティーンランド」に、低価格雑貨と新品のレディスウェアを販売する業態「ウィゴー1.3.5」をオープンした。

 17年秋の1号店以来の新店で、商業施設は初。1号店よりも売り場が小さいため、よりティーンに響く品揃えに絞り込んだ。今後、出店先に応じて柔軟に商品構成を変えながら、店舗数を増やす考えだ。

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 100円、300円、500円を中心とした手頃な雑貨とレディスウェアを販売する店として、原宿・竹下通りに1号店を開設。雑貨は、コスメ、文具、スマートフォングッズ、菓子など幅広いジャンルの商品を揃えている。若年層や外国人観光客から好評で、初年度は予算を上回った。2年目も売り上げ20%増で好調に推移しているという。韓国で仕入れたパック(350円)やオリジナルのリップクリーム(300円)などが特に売れている。

 新店は元々「ウィゴー」だった店を業態変更した。売り場面積は約100平方メートル。服と雑貨の構成は半々で1号店と変わらないが、スポーツ・ストリートテイストやガーリーテイストの服のほか、コスメ、文具などティーンから反応の良い商品の品揃えを厚くした。客単価は2500円、初年度売上高は2億円を目標とする。

出店したフロア・ゾーンの特性上、10代の女の子たちに好評な服と雑貨の品揃えを中心とした

 同業態は今年から、JR京都伊勢丹(売り場約15平方メートル)、札幌のパセオ(売り場約50平方メートル)などで期間限定店を開設している。売り場の広さに応じて雑貨のみにしたり、同社の他ブランドをミックスするなど、柔軟な商品構成で出店し、手応えを得ている。今後も期間限定出店を進めるほか、業態変更での新規出店を計画している。

◆ウィゴー業態も移転・拡大

 同SCの南館3階で運営していたウィゴーも同日、北館1階に移転・拡大オープンした。売り場面積は約340平方メートル。多彩なテイストの商品を揃えるものの、最近は若者向けの見え方が強まっていたため、改めて商品の幅広さの訴求を意識した。マネキンの数も増やし、スタイリング提案を強化した。セット買いを促し、客単価は同業態の平均の約1.2倍の3500~3600円を見込む。

南館から北館に移転・拡大した「ウィゴー」は、スタイリング提案を強めている


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