ユニチカが臨時株主総会 ユニチカテキスタイルは9月で生産終了

2025/02/07 12:50 更新NEW!


 ユニチカは2月7日、大阪市内で臨時株主総会と種類株主総会を開き、地域経済活性化支援機構による再生支援のための定款の一部変更やC種種類株式発行、新役員の選任などについて議決した。

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 総会には56人の株主らが出席した。上埜修司社長が議案の説明をし、その後株主との質疑応答を実施。のべ十数件の質問が寄せられ、繊維事業の撤退に関しては25年8月まで事業譲渡を模索し、見つからなかった場合は1年間の猶予期間を設け備蓄品や代替品で対応し、26年5月に完了するとの方向を示した。

 加えて、紡績を手掛けるユニチカテキスタイル(岡山県総社市)の生産を9月で終了すると発表。事業譲渡や拠点閉鎖に伴う従業員の対応については、譲渡先への移籍やグループ内での再配置、出向などで雇用を最優先で守ると語った。

 また株主からは、地域経済活性化支援機構からの支援調達のためのC種種類株式発行による既存株式の希薄化への懸念や、配当の見通しについての指摘が挙がった。

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