トロールビーズ「北欧らしさの魅力」

2017/01/10 06:37 更新


 デンマーク発のアクセサリーブランド「トロールビーズ」を輸入・販売するトロールビーズジャパンは、昨年12月に着任した宮田竜馬社長兼CEO(最高経営責任者)のもと、新販路開拓やブランドイメージの発信を強化し、「短期で年商10億円を目指す」(宮田社長)。

 トロールビーズは、ビーズオンブレスレットの先駆け的なブランドとして1976年にスタート。08年に日本法人を設立し、百貨店で店舗網を広げてきた。日本法人は本国100%出資の子会社。

 宮田社長はバリー・ジャパンでリブランディングや東急プラザ銀座の旗艦店オープンなどに携わった。トロールビーズについて、「今後の成長のためには、設立からのブランドの背景や、北欧らしさなどを改めて丁寧に伝えることに重点を置きたい」とする。イメージ発信の拠点として「早期に路面店を出す必要がある」。販促も強化し、他ブランドとの協業をはじめ、ブランドからのニュースを増やし、SNS(交流サイト)などの発信頻度も高めて、消費者とのコンタクトを密にする。

 16店(1月6日時点)は全て百貨店にあり、年商は約8億円。既存店売り上げは前年並みとなっている。

 顧客層の中心は40~50代でリピーターが多く、平均客単価は3万~4万円。今後の出店は、現在店舗の無いエリアのほか、都心部のファッションビルなどの新販路の開拓も目指し、幅広い世代のファンの獲得を狙う。同時に販売スタッフの教育も強化し、既存店の売り上げ増にもつなげる。

 既に売上高の8%を占め、好調なECも、全体の売り上げを増やす中で、さらに伸ばして行く。

「トロールビーズ」春夏の新作



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