トラノイ・ショーケース 東京都の協力で若手10ブランドが合同ランウェー

2025/02/04 06:29 更新NEW!


「ジジ」

 パリ合同展「トラノイ・メン」が、新たなフォーマット「トラノイ・ショーケース」として進化した。メンズウィークにその第一歩を飾ったのは、東京都の協力による合同ランウェーだ。

 テーマは〝褻(ケ)にも晴れ(ハレ)にも〟。日常と非日常の二面性をファッションとして表現する、若手10ブランドが、200人を前にハレの舞台で披露された。

 「ジジ」は子供の頃に水面で見た記憶を、緻密(ちみつ)なニットや手の込んだキルト刺繍で詩的に描いた。「クッカバラ」は高木のバオバブから着想を得た造形的なフォルムを披露した。

 トラノイ・イベンツのボリス・プロヴォCEO(最高経営責任者)は「毎シーズン、一つの都市や国のファッションや文化を取り上げる」と語り、新イベントの可能性に期待を寄せた。

 SNSマーケティングに重きを置く一方で、トラノイの新たな試みは、ファッションウィークに新鮮なパワーを吹き込み、次世代の才能を発信する。

(パリ=松井孝予通信員)

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