90年代後半から00年代前半、国内では数多くのインディペンデントのデザイナーブランドが存在していた。セレクトショップが個性的なブランドを売る勢いがあった時代だ。その後、低価格のSPA(製造小売業)ブランドが台頭し、ECやSNSが当たり前となって、売れるブランドの傾向や顔ぶれはだいぶ変わった。そういった中で、デビューから20年を超えて、新しい世代に支持されるブランドも存在している。その魅力や要因を深掘りした。
ディスカバード
普通に着られる服を面白く
ディスカバードは大阪市の専門学校で同級生だった、木村多津也さんと吉田早苗さんが卒業後の01年に立ち上げた。10代から大阪の古着、DCブランド、裏原カルチャーなどいろいろ経験して「在学中に服を作るようになり、友人や知人の依頼が増えていった」ことがきっかけ。
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