スタートトゥデイの17年第3四半期(16年4月~12月)業績は、商品取扱高1480億9000万円(前年同期比32・3%増)と引き続き大幅に伸びた。期初計画よりも上回る数値となっている。
商品取扱高の大幅伸びの要因は、新規出店の増加、ブランドクーポンとリターゲティング広告の効果に加え、11月から開始したツケ払い(後払い)の利用増だ。
出店数は934で、上期末に比べて52増加した。ブランドクーポンは昨11月から開始しており、商品取扱高伸び鈍化が予想されたが、ブランドが積極的にクーポン発行を実施しており、取扱高増加に寄与した。ツケ払いはクレジットカードを持っていない20代前半層が活用し、購入金額も比較的高いとする。
在庫を積み増すブランドも多くなり、ゾゾタウンで長く販売する上位のセレクトショップブランドなどは売り上げ20%超伸ばすところもある。
第3四半期業績は、売上高536億9400万円(42・2%増)、営業利益192億9100万円(64・3%増)、純利益141億1700万円(78・1%増)。売上高の伸びはゾゾユーズドの古着販売が92億円(76・8%増)が牽引した。
通期(17年3月期)商品取扱高計画1950億円まで約500億円となり、第3四半期の勢いを維持すれば計画は達する見込みとなった。