スポルディングジャパン 直販事業の増収続く NBA契約終了も受注額最高

2021/06/28 06:28 更新会員限定


TFシリーズは、世界20カ国以上、60のプロリーグで公式球として採用

 スポルディングジャパンのバスケットボールを中心とする直販事業が伸びている。20年12月期売上高は、前期比22%増となり、11年連続で2ケタ増収を達成。今年1~5月も前年同期比10%増で推移している。20~21年シーズンを最後にNBA(米プロバスケットボール協会)の公式パートナーを降りたが、NBAのロゴの無いコレクションの展示会では過去最高額を受注。「スポルディングがブランドとして確立していることを改めて実感した」(小笠原俊彦社長)という。

(杉江潤平)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で部活動や大会需要が減ったが、自宅の庭や近所の公園などでバスケを楽しむ人が増え、ボールやバスケゴールの販売増につながった。アイテム別の売上比率は、20年度がボール33%、ゴール21%、今年1~5月もボールが35%、ゴール18%と、ボールとゴールで半分強を占める。以前はほぼ数%だったというECは、20年度に約20%まで上昇。現在も同様の水準を維持する。

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