昭和西川とワールド、ナイガイ、ボンマックス 災害時用に衣料キット

2021/06/11 06:27 更新


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イルイのTシャツ(ボンマックス)

 必要な人へ、必要な時に、必要な物を届けたい――昭和西川とワールド、ナイガイ、ボンマックスは、被災者に必要な衣料をいち速く届けるプロジェクトを立ち上げた。抗菌防臭加工「ポリジン」を施したTシャツやショーツ、靴下、タオルなどが入った災害時用キットを自治体や企業に寄付し、備蓄してもらい、有事に迅速に被災者を支援する。クラウドファンディング(CF)サイト「レディーフォー」で6月11日から、500万円を目標に支援金を募る。

 発案したのは、ボンマックスの子会社で岩手県陸前高田市のボンマックスアパレル。同社は東日本大震災で多くの従業員が避難所生活を経験した。避難所に着替えを持ってくる人は少なく、食料と違って衣類の支援品の到着まで1週間ほどかかるため、抗菌防臭加工した衣類がすぐに届く仕組み作りを考えた。

 繊維関連企業だからできる支援として、抗菌防臭加工技術を持つスウェーデンのポリジンの国内パートナー企業の4社が賛同した。ポリジンの技術協力も得て、CFを活用して全国の賛同者から支援金を募り、4社で災害時用衣料キットを作成。賛同する自治体や企業が同キットを備蓄し、災害時に被災者に届けるプロジェクトだ。

 災害時用衣料キット「IRUI」(イルイ)は、抗菌防臭のTシャツ、ショーツ、靴下、タオル、抗ウイルス加工も施したマスク、防災用スリッパの6点に、相田みつをさんの詩を載せたはがきで構成する。更衣室や洗濯機がない避難所も多いため、汚れが目立たない黒系で統一した。男女別のフリーサイズの2種類で、心と体をケアする災害用品として普及を目指す。

 イルイの生産は昭和西川がタオル、ワールドがショーツとスリッパ、ナイガイが靴下、ボンマックスがTシャツとマスクを担当。CFで集まった支援金で4社から製品を購入し、ボンマックスアパレルがキットとしてまとめ、賛同する自治体や企業に備蓄品として寄付する。現在の賛同自治体は陸前高田市、宮城県気仙沼市、岐阜県大垣市、三重県松阪市、高知市など。

 CFでは7月末まで1250セット分を目標に支援金を募る。集まった金額に応じた数のキットを製作し、10月中旬から納品する予定。支援の輪とともに、来年以降は全国にイルイを広げていきたい考えだ。

イルイの靴下(ナイガイ)
イルイのタオル(昭和西川)

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