「言葉」で振り返るファッション業界~22年2月編~

2022/03/24 10:58 更新


 繊研新聞が日々発信するニュースには、経営者やデザイナー、職人、販売スタッフなど、様々な人々の「言葉」が満ちています。

 【「言葉」で振り返るファッション業界】では、熱のこもった言葉たちをひと月ごとに振り返り、ご紹介します。

「SNSの世界の中で頑張っていこう、は違う」

バロックジャパンリミテッド営業・販売本部の村岡美里さん


 約7万人の店舗スタッフのトップを決める「スタッフオブザイヤー2021」でグランプリを受賞した。現在は販売員の教育や指導を担当する。コロナ下でオンラインを重視する雰囲気もあるが、「店頭でのお客様との接客やコミュニケーションがオンラインに生かせて、基本になる」と強調する。

(繊研新聞本紙2月7日付)

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「無名の個人でも達成できる、夢が持てる業界」

メンズセレクト店「ワガママトウキョウ」代表の中村勇貴さん


 コロナ下でも売り上げを伸ばし続け、立ち上げから3年で売り上げ1億円を達成した。「99%が無関心でも1%の人に深く刺さればいい」というスタンスを貫き、20年11月から来店予約制に切り替えたことも実っている。「自分の感性を信じたやり方でチャレンジしてほしい」と次世代にエールを送る。

(繊研新聞本紙2月17日付)

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「〝日本一ファンの多い古着屋〟目指す」

JAMトレーディング代表取締役社長の福嶋政憲さん

 「古着屋JAM」を主力とし、原宿など全国の大都市にも店舗を拡大している。日本一ファンの多い店を目指すためには「店の一番のファンが、働いている人たちであるべき」と考え、残業時間の削減や有休の消化率向上など「安心して働いてもらえる環境は整えている。バイヤーやスタッフなどの人材育成ももっと進める」意向だ。

(繊研新聞本紙2月18日付)

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「ストリートカルチャーをより多くの人に」

ビーズインターナショナル代表取締役社長の西方雄作さん

 感性と論理を融合した経営で業績が上向いている。「これからの時代、ストリートブランドはブランディングだけでなくマーケティングも重要」として、デジタライゼーションとオムニチャネルを強化してきた。「市場における動脈や静脈にはなれないかもしれないが、毛細血管にはなれる。大手企業では届かない、ストリートカルチャーを切り口にした当社だからこそ、浸透させることができるファン、潜在的な消費者が存在する」と信じる。

(繊研新聞本紙2月25日付)

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「スニーカーは、人生を豊かにする」

SODA代表取締役の内山雄太さん

 月間400万人以上が利用する国内最大級のスニーカーとハイブランドのフリマアプリ「スニーカーダンク」を運営する。真贋(しんがん)鑑定を強みに、スニーカー好きをコミュニティー化している。スニーカーブームはもう終わりという声もあるが、「コラボレーションや復刻モデルなどが次々と企画され、デザインのレパートリーが多く、飽きることはない」。スニーカーを着用する人が増えれば「ニーズは多様化し、人気が分散してまばらに広がっていく」イメージを持つ。

(繊研新聞本紙2月28日付)

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