【ツイードラン東京】自転車とファッションを楽しもう

2018/11/12 06:30 更新


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【センケンコミュニティー】自転車とファッションを楽しもう ツイードラン 東京の街を快走

 ファッション業界には意外と自転車好きが多い。十数年前のピストブームをきっかけに自転車ブームとなった。ツイードラン東京も7回を迎え、街乗りカジュアルウェアのブランドや自転車通勤用スーツなども定着してきた。これからもエコの観点や健康志向の強まりから、ますます自転車カルチャーは広まっていきそうだ。

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 雲一つない青空が広がる自転車日和の日曜日(10月21日)、渋谷キャスト・ガーデンにはツイードスタイルの男女が大勢詰めかけた。スタート前に参加者全員で大きな階段に並んで撮影した記念写真は壮観だった。

 約150人の参加者は10人前後のグループに分かれ、順番に走り出していった。スタート時は少し肌寒いくらいだったが、ツイードを着てペダルをこぎ続ければ、ちょうど心地よくなる陽気だろう。渋谷から神宮外苑や表参道、代々木公園などを走って戻ってくるコース。

スタート前に参加者全員で記念撮影

 参加者には若者や女性も予想以上に多く、おのおのでツイードを取り入れたファッションを楽しむ。タレントのハリー杉山さんをはじめ、ファッション業界の著名人も東京の街を快走した。自転車もクラシックタイプからスポーツタイプ、小径車まで様々。会場にブース出展していた英国の小径車「ブロンプトン」に乗った人たちも多かった。

出発を待つ栗野実行委員長ら第1グループ

 そうした中、際立った存在の大人の男性が目に留まった。その男性は格子柄のジャケットとニッカーボッカーズというクラシックスタイルで全身ツイードに身を包み、ビンテージのゴーグルまで付けている。

 自転車も戦前のレトロなタイプでツイード姿にぴったり。ツイードラン東京には毎回参加しており、台風で走れなかった昨年は尾州に参加したほど。白洲次郎に憧れたのをきっかけに、英国のクラシックなスタイルにはまり、今では仲間と愛車(自転車)で100キロを走破するという。

クラシックスタイルの参加者

 今回は自転車ライド以外でも参加できるデニムに関するトークセッションには多くの人が耳を傾けた。その後、ティーパーティー、ベストドレッサーの発表もした。

第2グループも出発

【ツイードラン東京とは?】

 東京の街をツイードアイテムを着て自転車で走るイベント「ツイードラン東京2018」(ツイードラン東京実行委員会主催、栗野宏文実行委員長)には150人以上が参加し盛況だった。渋谷キャスト・ガーデンがメイン会場。7回目の今回は、集中豪雨被害を受けた尾道を拠点とする「デニムラン尾道」とともに、中国地方のデニムをクローズアップした特別開催という位置付けだ。

 ノベルティーにはユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシングのレーベル「ブラクトメント」がデザインしたオリジナルポンチョのほか、中国地方の機屋、工場と組んで作ったデニム製サコッシュを出す。

 「買って応援、参加して応援、PRして応援」をコンセプトに、クラウドファンディングサイト「マクアケ」で、サコッシュのリターンなど当日参加できなくても支援できるメニューを用意した。

 昨年に続き、「デザイナート2018」と連携した開催となり、恒例のフォトスポットであるチョークボードを1日限りのアート作品として一般に公開展示した。

アートワーク

 そのほか、デンマークのサイクルブランド「ベロビス」とデザイナートとの協業によるオリジナル自転車も製作。会場にはフードカーも並ぶ。

 ツイードランは英国ロンドン発祥のコンセプトに基づき、ツイードをドレスコードにしている。エコや健康の観点からも注目される自転車の安全走行を広めるとともに、街乗りやファッションの楽しさも発信する。


◆人気の街乗りブランド

機能備えた普段着として市場の隙間突く

 自転車用と言っても、本気系ピチピチパツンパツンの競技用ウェアとは一線を画した街乗りウェアが支持されている。

 乗車時の姿勢を前提とした立体的なパターン設計、動きやすいストレッチ素材の使用、使いやすい後ろポケットが付いたパーカやシャツなどの機能性を備えつつ、降車後でもカジュアルな街着として普段使いもできるのが特徴だ。10年以上前の自転車ブーム以降、新たな市場の隙間を切り開き、今も愛され続ける3ブランドを紹介する。

 「ナリフリ」は自転車に乗ることを想定した機能と、街に溶け込むデザインを両立させたファッションブランド。自転車ライドを想定したサイクルジャージーなどのアクティブ、タウンユースの日常着のカジュアル、自転車通勤用スーツなど仕事着のビジネスの3レーベルに分かれる。

 サイドジップ式のプルオーバーはブランドを象徴するアイテムだ。東京・千駄ヶ谷の路面に自転車も販売する旗艦店を構える。今年、京都にも直営店を開設した。

ナリフリ

 「チャリ&コー」は米国ニューヨークで自転車屋としてスタートし、今年で10年となる。元々は自転車のフレームやパーツの販売から始め、ファッションアイテムも企画するようになった。メッセンジャーやスケーターなどニューヨークのストリートカルチャーとして発信する。

 自転車ウェアに欠かせないレフレクターやベンチレーションなどをデザインのギミックとして取り入れる。日本での販路はファッションやスポーツの専門店。

チャリ&コー

 「リンプロジェクト」は自転車での旅をテーマにしたカジュアルウェアとグッズのブランド。レザーや合皮製のレトロなカスク(頭部防護グッズ)や編み込みニットとレザーがコンビのグローブ、尻部分の生地を二重にしたストレッチ性の高いチノパンツ、リュックとして持ち運べるサドルバッグなどが定番として人気だ。

 ブランドのファン向けで定期的に自転車ツアーを企画。東京・浅草の近くに直営店ではレンタル自転車のサービスもある。

リンプロジェクト

(繊研新聞本紙11月2日付)


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