世界長ユニオン 秋から米「ビーチボディ」の販売開始

2018/03/13 04:28 更新


 世界長ユニオンは18年秋冬物から、米フィットネスブランド「ビーチボディ」のアパレルとシューズの輸入販売を始める。同ブランドのアパレルとシューズのライセンシーであるシンガポールのメーカー、ジ・グローバル・ブランドパートナーズとこのほど独占輸入販売契約を締結した。

 ビーチボディは98年に設立したフィットネスプログラムの開発会社。「90日で痩せる」などテーマ別に人気トレーナーとグループで取り組むハードなフィットネスカリキュラムが特徴で、トレーニング内容を収めたDVDの販売のほかインターネットでのオンデマンド販売をしている。現在全世界で2700万~3000万人の顧客を抱え、15年度には売上高10億ドルに達した。アパレルとシューズは17年秋冬物からビジネスを始めている。

 同プログラムは、日本にはまだ進出していないが、話題喚起を狙い、世界長ユニオンは、アパレルとシューズを先行して販売することにした。

 ウェアは高機能素材を使い、それぞれのプログラムに適した商品を開発している。例えば、激しく動くプログラムで使うトップモデルでは、体が発する遠赤外線熱を利用して体を温め、運動機能を高める効果を持つというファブリック「ニリット」を全型に採用。コンプレッション系ウェアで使い、パフォーマンスを高める。価格帯は、トップモデルのエリートでTシャツ5800円、タイツが7800~8800円など。

 世界長ユニオンはスポーツ量販店やフィットネス売り場を持つスポーツ専門店などに卸売りし、取り扱い初年度の19年3月期の売り上げは5000万円(小売価格)、2年目に7000万~1億円を目指す。

独自素材「ニリット」を使ったコンプレッションウェア


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