みるみる力がつく接客フロー(下) ファンづくり編 

2018/06/23 06:20 更新


こんにちはきみ兄です。

第一印象編・接客編・ファンづくり編の3回でお届け中の、『接客楽しんでいますか?』シリーズ・ダイジェスト版。

今回は、いよいよ“締め”です。

【クロージング】

お客様と共通の話題を持ち、共感を示す事でお客様との関係性は近くなります。

「好印象」はあなたのファンづくりを前進させます。

お客様と自分が共感できる、会話時のシンクロ(同調)するには以下が有効です。


会話のシンクロに有効なポイント3つ

《1》ミラーリング

ミラーリングとは、相手の仕草をマネすること。

うなずき方やあいづちの入れ方など、マネすると自然に同調できます。さりげなさが大事です。

《2》ペーシング

ペーシングとは、相手に話すペースや声のトーンなどを合わせること。

シンクロ(同調)することで、会話に一体感と「安心感」が生まれ、相手と共感し合うことが出来ます。

《3》話題

自分が経験したこと=「体験」

自分の興味があること=「趣味」

これらの話題は、話しを聞いている側も合いの手を入れることで、会話が弾みます。


会話中のテクニックと話題でお客様と共感でき、安心感が生まれるはずです。

「安心」/「信頼」してもらえれば、あなたのファンになるはずです。


【お客様への印象づけ】


お客様に覚えていただくには、印象づけが非常に重要です。

お買物の印象を残すためにすること

  • 接客したアイテムが分かるよう、カタログを渡す
  • 名刺(ショップカード)にアイテム名やサイズを書いて渡す

お買い上げ後に印象を残すために重要なこと

  • ポイントカードを作ってもらう
  • ポイントカードカスタマーカードを記入してもらう
  • サンキューレター(メール)を送る
  • DM(メルマガ)などで新作やイベントを案内する

お客様のことを覚えるということは、信頼してもらえる関係性づくりのために重要です。あなたのお店のリピーターになってもらうために非常に有効です。

【わざわざSHOPになる】

目的を持って来店していただく方法は?

その答えは…、期待を越えて感激してもらうこと。

“不”を解消出来るお店が「わざわざSHOP」です。以下が、お客様がクレームを訴えるお店とリピート(再来店)するお店の対比です。

<クレーム>          <リピート>

  • 不親切     →       親切
  • 不満足     →      満足
  • 不信頼      →      信頼
  • 不安(心)  →       安心
  • 不平等      →       平等


自分がされて嫌な事はしない、自分がしてもらってうれしい事をすることが、「わざわざSHOP」になるための基本です。

この行動を意識する事で、リピーター獲得に繋がるはずです。皆さん積極的に「お客様づくり」目指してください。

◇◇◇

これまでのポイントを振り返って頂ければ、きっとあなたはたくさんのファン(お客様)に支えられる接客マスターになれるはずです。

毎日の接客を楽しんでいただくのにお役立て出来れば幸いです。

(終わり)

■筆者について
森下公雄:株式会社ソリッソ代表取締役、ファッションリテールコンサルタント。服屋の売上向上のため作戦を立て、店頭で実践するためのサポートを行う。MD立案、サービス目標作り、サービススタンダード(行動基準)作成、これらに基づく店長や販売スタッフ研修を行っている。(http://www.sorrisoltd.com/


この記事に関連する記事