SFA(営業支援)・CRM(顧客管理)ソフトの最大手、米セールスフォースが、クラウドコマースプラットフォームのデマンドウェアを28億㌦で買収する。1日に契約締結が発表され、手続きは7月31日に終了する見込み。
デマンドウェアのトム・エブリンCEO(最高経営責任者)は「セールスフォースの1事業部となることで、全てのチャネルで顧客と1対1で対応できるデジタルコマースソリューションを実現できる」とする。デマンドウェアの顧客企業は、セールスフォースのプラットフォームソリューションを生かし、包括的でよりカスタマイズされた消費者体験を提供できるようになる。
デマンドウェアの利用企業は15年末で400社・1500サイト。これらのECサイトの売上高合計は150億㌦に達する。日本法人は15年春から業務を開始し、日本市場を熟知したEC支援企業とのパートナーシップを広げながら、導入企業を着実に広げている。