七彩 マネキンミュージアムがオープン

2016/10/25 06:21 更新


 マネキン・商空間メーカーの七彩(大阪、山田三都男社長)は、本社のあるワコール大阪ビル3階にマネキンミュージアム「彩」(さい)をオープンした=写真。70周年記念の一環として開設、業界内外に広く公開する。

 彩には、1925年に彫刻家の荻島安二が創作した日本最古の石膏(せっこう)製洋装マネキン、創業者の向井良吉の52年製マネキンなど、歴史的な作品約30体が並ぶ。また、著名写真家ベルナール・フォコン氏が自らの作品制作のために収集したアンティーク子供マネキン約30体のコレクションも揃えた。

 予約制だが、マネキンに関心のある業界人、各種学校のほか、一般にも幅広く公開。バックヤードにはそのほかのマネキンも多数あり、今後入れ替えも進めながら、さらに内容を充実させていく。

 同社は46年に七彩工芸として京都で創業。日本のマネキンのパイオニア企業である島津マネキンの創始者、島津良蔵なども参画して設立した。70年にわたって保管、収集してきたマネキンを一堂に紹介するミュージアム開設を念願としていたが、ワコールの人員が新京都ビルに移転したスペースを活用し、望みがかなった。

七彩 マネキンミュージアム「彩」



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