算数で極める達人MDへの道《第2講》㊲(佐藤正臣)

2022/07/06 06:00 更新


月別の粗利・仕入・在庫予算を考えよう!③

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:前回の講義で月別の粗利率の予算が完成しましたね。


:へい(''◇'')ゞ。

月別の粗利率の予算の完成とともに、月別の粗利高の予算、そして月別の売上原価の予算も完成しました!


:Dさん。私のセリフまでありがとうございますm(__)m。

この連載でも何度も述べてきましたが、特にこの粗利高の予算というのは、マーチャンダイザーが一番気にしなければならないところです。また、売上原価も在庫消化に大きく関わる項目になりますから、これも物凄く大事ですね。


:承知しました。

今回の講義項目は、「②月別の投入アイテム数の割り振り」ですね(^^)


:(また、先にセリフをいわれてしまった…。)

これからDさんに講義を行う項目は以下の3つです。

② 月別の投入アイテム数の割り振り
③ 月別の仕入予算の作成
④ 完成した在庫予算を見ながら全体のチェック

これら3つは連動しますので、順に話をするつもりです。読者の皆様方にはご了承の程よろしくお願い申し上げますm(__)m。


:よろしくお願いいたしますm(__)m。


:では②の月別の投入アイテム数の割り振りをしていきます。ここで、今回のルール設定を致します!


:(''◇'')ゞ。


:今回のルール設定は、以下の2つです。

1 商品の入荷日は基本の入荷は20日
2 但し3月入荷の春物の入荷は1日と20日にわける

2の件に関する補足説明ですが、今回のこれまでのMD予算設計は、3月からの半年の期間・春物で説明をしています。


:へい。その通りです。


:本来であれば、Dさんのショップの春物の入荷は、前年の12月。もしくは、1月から入荷が始まっており、2月末には商品が春物商品で埋め尽くされている筈です。


:へい。その通りです。


:ですが先ほども説明したように、今回は3月からの予算設計となっており、新規オープンの店の予算設計に近い形になっています。ですので、3月1日のオープン日に商品が揃っていないといけませんので、2の設定を設けました。


:なるほどです。せんせは、ただのブラボーおじさんではないのですね(笑)


:(@ ̄□ ̄@;)!

ということで、3月カットソー春物商品の月別の投入アイテム数を決定していきたいのですが、3月1日の投入アイテム数は、何型投入する必要があると思いますか?


:18型です。( `ー´)ノ。


:ブラボー!何故即答できたのですか?


:この講義の「投入アイテム・SKU数の設定をしてみよう」の時に、春物商品の標準的に店舗必要な商品アイテム数が、18型であると算出されていたからです!


:素晴らしい!Dさんの進化がすごいです。

因みに補足すると、先述したように、本来はこの18型は、2月末までに投入されている可能性が大!ということを、読者の皆様は理解して頂きながら、今後の講義を見守ってください(__)


:では、せんせ。残りの投入アイテム数の振り分け方はどうしましょう?


:Dさん。ハッキリと申し上げますと…、“それは、Dさんが自由に決めれば良いことです!”


:(@ ̄□ ̄@;)!


:例えば、3月1日に36型すべて投入しても良いわけです。ですが、そうすると、現場(店頭)が混乱する可能性が高いでしょう。店頭に出し切れないくらいに、商品が入荷してくるわけですから、店のレイアウトを考えるのも大変ですし、バックヤードの整理も大変になります。


:ですよね…( 一一)。


:また、一気に商品を投入してしまうと、一時的に在庫金額が膨れ上がり平均在庫金額が増加し、以前学んだ在庫回転率が悪化します。


:なるほど…。


:ですので、現場(店頭)を良く知っているDさんが、そのことに考慮しながら、Dさんのショップに近い感じで月別のアイテム投入数の振り分けを決定すれば良いのです。


:へい(''◇'')ゞ。かしこまりました。


:また、今回は述べませんが、以前の講義で行った「商品の納期遅れを防ぐには?」を復習してもらい、絶対に納期遅れを起こさない!という準備が必要です。

ではDさん、時間がきましたので、次回の講義までに月別の投入アイテム数の振り分けをしておいてください。


:へい(''◇'')ゞ。かしこまりました。

では皆さん、次回もお楽しみに(@^^)/~~~

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佐藤正臣 95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp



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