算数で極める達人MDへの道《第2講》㉘(佐藤正臣)

2022/02/24 06:00 更新


商品の投入アイテム・SKU数の設定をしてみよう②

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:Dさん。前回の講義の最後に、商品の投入アイテム・SKU数の設定をする際は、以前にDさんに講義をした、標準店舗が大事というお話をしましたね?


:へい(''◇'')ゞ。これからだ!!というときに、字数制限でせんせが、講義を強制終了しましたね(笑)


:強制終了って人聞きのわるいことを(;^_^A

商品の投入アイテム・SKU数を設定する際で、まず重要なのは、標準店舗の内装のことになります。


:なるほど。。。私がかつて経験した商品が店から溢れかえるということを防ぐには、内装のモデル店。とくに商品を展開する什器数の基準が必要になる!ということですね?


:その通りです!!Dさん。相変わらず頭の回転が良いですね~?素晴らしいです!ですが、商品の投入アイテム・SKU数の設定をする際には、標準店舗の内装のモデル店ともう一つ考えなければならないことがあります。Dさん。正解はわかりますか?


:わかりませえん(''◇'')ゞ。


:あきらめが早すぎですよ(;^_^A。 もう少し、真面目に考えてください。

では、ヒントです。ざっくりした質問ですが、レディースのショップとメンズのショップは、Dさん的にみて、どちらが店頭の品揃えが頻繁に変化していると思いますか??


:レディースです!だって、私の彼氏がよくショップなんて品揃えがいつも同じように見えますから(笑)


:(Dさんって彼氏がいたのね。。。(;^_^A(笑))

はい。私もDさんと同じ認識です。それがヒントです。


:………………(考え中)………………………

もしかすると。。。商品の販売期間ですか?私の印象だと、レディースはトレンド・旬の移り変わりが早いので、商品の販売期間が短い気がします。


:ブラボー!!!その通りです。


:ありがとうございますm(__)m(だから、ブラボーいらんって。。。)


:商品の投入アイテム・SKU数の設定をする際に、必要となるものは。

〇標準店舗の内装→とくに什器の数。どのくらいの商品を展開できるのか?
〇商品の販売期間の設定→どのくらいの期間で商品を入れ替えていくのか?

このことが大事となります。


:なるほどです。勉強になります(≧▽≦)


:ということで。Dさんとも今まで作ってきたMD予算を使用し、ここからいよいよ商品の投入アイテム・SKU数を設定の話を本格的にしていきます。


:よろしくお願い致しますm(__)m


:まずは、今回使用する標準店舗の内装モデルを、私が作成致しました。以下の図をご覧くださいm(__)m

:今回のモデル店舗の什器は、全部ハンガー什器とさせて頂きます。


:せんせ。私のショップはたたみの什器が多いですよ!実際、今回この講義で作成している予算は、カットソーになりますが、カットソーは殆どたたみです!


:(^▽^;)実際のショップはそうなのですが、今回は読者の皆様に解りやすく伝える為に全てハンガーラックとすることをお許しくださいm(__)m。

ただ、基本的な考え方は、たたみもハンガーラックも同じですから。


:承知しました(''◇'')ゞ。


:では、商品の投入アイテム・SKU数を設定する際の、フローを以下お伝えしますと。

①標準店舗図から店舗総展開SKU数の算出
②各品種(カテゴリー)標準展開アイテム・SKU数の算出
③アイテム回転(販売日数)の設定
④シーズン品種別アイテム・SKU数の算出
⑤チェックをする。

なります。26話までの話の中で、今回のMD予算設計は、読者の皆様に解りやすくお伝えするため、カットソー限定としておりましたが、今回もそうさせて頂きます。更に、前回の値入・粗利の設定ではオリジナル商品・OEM・他社仕入と分解して話を進めましたが、それだとややこしくなりすぎるので、今回はカットソーひと塊で考える!ということにさせて頂きますm(__)m。


:へい(''◇'')ゞ。了解しました。(これは納得(>_<))


:Dさん。今回もここで字数制限が来たので終了です。


:(@ ̄□ ̄@;)!!


ということで!皆様。次回をお楽しみに~(@^^)/~~~

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佐藤正臣 95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp



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